2023年08月11日

井戸水

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井戸水でのホースからの水やり

今年の夏はひときわ暑い。
この日も最高気温は35度を超えて猛暑日のようだ。
ここ滋賀では、隣の京都市のように17日連続の猛暑日などにはならず、大津で連続7日、県内では暑いまちとして有名な東近江でも連続13日であった。琵琶湖がある分、風が吹き抜けたり、水蒸気が夕立を呼んだりすることもあったりと、いろいろ比較的にましなのだろう。とはいえ、この暑さと日射は例年を超えてどうにも耐え難い感じになっている。

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日差しを受けるキュウリの葉

夏の日照りが厳しいこの時期、屋外の水やりに井戸水が活躍する。
井戸は深さ7メートルの浅井戸ながら、この地域はもと野洲川の河原で伏流水が豊富に出るのである。一般細菌、大腸菌ともに検出せず、亜硝酸体窒素、塩化物イオンなどの値も基準値を大幅に下回っており飲むこともできる良質な水。野菜や花とっても悪かろうはずがない。
250Wの小型のポンプでも水量は十分。毎日、10分ぐらいかけてひまわりやアサガオ、さらには野菜に水をまきまくっている。
猛暑のなか水温15度くらいの冷たさは心地よい。

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プチ収穫祭

午後、猛暑のなか道路際や池まわりの草引き。明日からの帰省に備え、オクラなど小さいやつも収穫した。
お盆には台風7号の進路が西寄りに傾いて近畿地方にも接近するかもしれないが、帰ったらどうなっているだろうか。

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日なたと日陰のコントラストが激しくなった午後の池

posted by 進 敏朗 at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 井戸水、地下水 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月14日

更地の泉

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古い家が取り壊され、更地となった区画の真ん中に、井戸ポンプだけが残されていた。
ある日、通りがかると、井戸ポンプの線がつながれており、汲みだされた水がホースから流れていた。
水は何に使われるでもなく、そのまま溝に落ちている。

無人の土地に取り残されたポンプがひとり作動する光景がシュールだ。
まるで家屋敷の復活を予言するかのような。

なにゆえに、更地の井戸ポンプが動かされているのだろう。
井戸は、汲みあげていないと砂が詰まるなどの不具合が生じるのだろうか。いずれにしても何か動かさねばならない理由があるのだろう。

それにしてもすごい水量だ。バケツなら10秒くらいで満杯になるのでは。
手で触ってみると、ちょっと冷たいが、そんなに冷たいというほどではなかった。
ここは野洲川のデルタ地帯の砂地で、地下水は豊富な土地柄。琵琶湖博物館でみた展示によると、滋賀県で水道網が完成したのは、大津の市街地など一部を除くと、意外に新しくて昭和40年代前半という。それ以前に建った家には、井戸が標準装備だったようだ。

それにしても、湧き出る豊富な地下水をみて、自宅でも掘ってみたいと、思いを新たにした。

posted by 進 敏朗 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 井戸水、地下水 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月27日

不尽の水と枯池泉回遊庭園

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利き酒会

午前中「草津宿場まつり」に行く。
酒蔵の無料開放があるという。酒蔵に行くと、利き酒会をしていた。ABC三本の酒を飲んで、どれが純米吟醸や本醸造かと種類を当てるというもの。
何と、アンケート協力者には小瓶を一本がプレゼントされた。
町の祭りを盛り上げようとの心意気に感じ入った。

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湧水

酒蔵の奥に湧水がある。豊富な地下水が酒づくりの源泉。ここ草津は、近くに大きな川はないが、一帯は花崗岩地帯(砂地)で伏流水が多いのだろう。この湧水はやはりくみ上げているものではないか。

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酒蔵内の牡丹園

さて酒蔵内には庭園もあり開放されていた。貴重な機会なので見学する。
向かいのマンションからは、池を眺めることができる格好だ。

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水が無い池。深さが二段階

池のまわりを巡ることができる池泉回遊式庭園の構えだ。
水のほうに関心がいくが、池は水がとまっていた。たて10メートル、幅が4メートルくらいで、深さが二段階で浅場がしつらえてある。赤白ピンクの牡丹の花がちょうどいい具合に咲いている。これくらいの規模の池になれば、直径10センチはある大ぶりな牡丹の花が似合う。小さな花ではバランスが悪い。

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池の注ぎ口

池に水が注がれる注ぎ口は水面よりかなり上のほうにあり、岩が置かれて山や渓流をイメージしている。
山とと湖、これが池のセットになっている。
池の水が張られている様子を想像する。やはりこれくらい規模があると、メダカより、錦鯉が似合っているだろう。

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〈おまけ〉琵琶湖名物、ふなの天ぷら







posted by 進 敏朗 at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 井戸水、地下水 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする