2019年10月01日

イカを求めて

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ボート出航(午前6時半ごろ)

9月のアオリイカの釣りピーク時期を休日の台風到来等で逃し、10月1日、ようやく釣行。
この日は4時半に出、6時ごろに浜に着く。
ボートをフットポンプで膨らましたりしだいたい到着から出航まで30分かかる。
もうだいぶあたりは明るくなってきた。
地元のおばさんが堤防から海をのぞき込んで「今日は潮が澄んでいる」と話しているのが聞こえる。


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岬の岩

いつもなら、まずサビキをして、とりあえず持ち帰りの魚を確保するが、この日はそれをせず、餌木だけを持ってきた。

アオリイカを狙っても釣れなかったらいやだからと、いつもは何か小物を釣ってしまう。
しかしそれだとボウズは防げる一方、サビキ釣りなどをしている間にイカを狙う時間も限られてしまう。
そこでこの日は、そうした日和る心を抑え、イカオンリーで行こうと決めたのだった。
竿も1本、ボートに持ち込む物も必要最小限にとどめ、あれこれ考えるのをやめ、すべてを餌木に集中する。

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餌木など

餌木には、早く沈むやつとか、ゆっくりしずむやつとか、いろいろの違いがあるが、このような波のない潮の澄んだ朝にはどれがいいのか?
かつて、釣れた時は、あまり何も考えずに適当にやっていた気がする。
そこで今回も適当に、岩の近くとか、沖テトラに沿ってとか、投げ、引き続けるが、反応なし。

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朝マヅメの終わりを告げるスズメダイの群れ

スズメダイの大群に取り囲まれる。
朝、明るくなると姿を現すスズメダイは、薄暗い時間帯、朝のゴールデンタイムが終わったことを告げている。
視力の発達したアオリイカはだいたい夜とか、朝マヅメ、夕マヅメによく釣れるから、本気で釣ろうと思ったら暗いうちに到着して、夜明け一番に出航するのがいちばんいいだろう。

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鏡のような水面

だけど日が上がっても、釣れないことはない。投げ続ければ1回くらいはあたりがあるんじゃないかと思ったが、まったくの無反応だった。
波はまったくなく、ボートでのんびりするには最高のコンディション。
山の稜線から太陽が顔を出すと急に気温が上昇し、だるくなってきた。

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海の中(水中撮影)。イカはいずこに

あきらめて9時頃に終了。
結局釣れなかった。イカしか狙っていないので本当にゼロだ。

釣果が手ぶらというのは、、すがすがしさにも似た感じがあった。



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小浜港のお魚屋

さあここで、ひとつ考えが浮かんだ。

車で走ること約20分、小浜港の埋め立て地にある鮮魚店街に着いた。
ここには鮮魚を売る店が並んでいるていろんな魚介類が並んでいる。

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まだ生きていたアオリイカ

アオリイカも何店かに置かれていて、上の写真は、まだ生きていて小さかったが7ハイで800円。
餌木1個分の値段。
これを買えば新鮮なアオリイカを食べるという目的は達成されるのだった。

釣れなかったのは残念だったが、こいつを買って、イカ料理としたのだった。




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〈おまけ〉小浜港の名水、雲城水をくむ







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2019年07月31日

犬上川3

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犬上川

7月25日から27日にかけ、27日をピークとして計61ミリのまとまった雨があった。
雨から4日後、犬上川まで行くと、水量はまだまだ多く、水が涸れることもある中流部でも水量が多かった。
荒っぽい石河原と林が広がる河畔のウィルダネス(荒野)。

水は透明なようだが、うっすらと白い濁りがあった。
いっぽう、名神高速で通過した愛知川は、濁りが取れておらず、山からの清流を集約するダムの影響を見せつけられた。
また、ホーム河川の野洲川は、県南部の甲賀市などでより多くの雨が降った影響でもっと流れが多く、やりにくそうだった。

そこで今回も、大雨からの回復が早くて、やりやすそう、そして捕れそうな犬上川を目指したのだった。

昼過ぎに来ると、この日は釣りの人が数人見られた。
しかしたったの数人だったし、川は広いので、じゃまにならないような場所を探すのは容易だ。

川底に石が転がる適当な場所を見定めて、網を打つと、まあやはり、コアユが捕れる。

前回(7月9日「犬上川2」を参照)よりも、小さいやつが増えていた。

大きいやつがまとまって捕れたら、背開きにして、みりん干しが作りたいなと思っていたが、それはかなわなかった。

琵琶湖に注ぐ川の場合、大雨のたびに、夏になっても琵琶湖にいる小さなコアユが川に遡上してくるが、海に注ぐ川だったらこうした新規加入はいつまで続くのだろうか。それはやってみたことがないのでわからない。


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本日の成果

この日は大きいやつでも14センチくらいで、前回より小型化していた。
大きいやつはどこに行ってしまうのだろうか。やっぱり、もっと上流に行ってしまうのだろうか。

今回は、100匹くらいをめどにして、打ち止めとした。
まあ思った通りに捕れたわけだが、そんな特筆するような内容はない。。

だがまあこうして、けっこう簡単に、お金もかけず、けっこうおいしい食材が調達できるのは、恵まれた地域に住んでいると言えるだろう。

飴炊き、天ぷら、南蛮漬けをつくった。


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2019年07月16日

ゴムボートからのサビキ釣り

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若狭湾上のボート(午前6時10分ごろ)

2年ぶりのボート釣行。
若狭湾の、小浜市田烏の谷及の入り江。
梅雨が続いているがこの日は曇りで、波風もなく、絶好のゴムボート日和。
午前5時半に現着、6時すぎに浜から漕ぎ出す。


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入り江(午前8時半ごろ)

きょうはサビキでアジを釣る。
一夜干しができるくらいの大きさのやつがほしい。

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エサカゴと餌

餌は、スーパーで買った乾燥アミにパン粉を混ぜたもの。
だいたい300円くらい。
エサカゴは、すぐに沈むようにオモリの大きいやつをつけた。

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使用したリール

リールは、高校生の時に買った「ダイワマグサーボGSー10」。
当時画期的だった電磁誘導ブレーキ搭載で、「ライギョ釣り」に誘われて買ったのだったが、ライギョは釣れず、今ではボート釣りの時に使っている。

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小アジ

沖テトラの角っこ付近に碇(石を入れたミカンネット)をおろし、仕掛けを垂らすとさっそく小アジが掛かる。
両軸受けリールは巻き上げの時によりがかからず自然な感じがリラックス感。

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チャリコ

下に引き込むようなトルク感のある引きはチャリコだった。
大きめのアジもヒット。

よしいいぞ、と大きなアジをびくに入れようとした瞬間、手がすべって大きなアジは海に帰ってしまう。
しかもその時、ずっこけて竿の上に乗ってしまい、先日瞬間接着剤で補修したばかりの竿がバキッと真っ二つに割れてしまった。
なんという大失態。

気をとりなおし、予備の竿で釣りをはじめる。
こちらはスピニングリール。
マグサーボを付け替えてもよかったが、はやく釣りを再開したい一心。

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アコウ(小さかったのでリリース)

沖テトラの高級魚、アコウも掛かる。
しかしこれは20センチに満たない小さいものだったので、リリース。
昔なら喜んで持ち帰っただろうが、そこは経験を積み、大きくないサイズでは食べるところがあまりないので、海でもうちょっと大きく育ってもらってから捕まえることにしたのだった。

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再び大きめアジも掛かるが

2つ用意してきたオモリの大きなサビキかごだったが、ぐっと強い引きがあって、上げようとしたら仕掛けごとロスト。
一つめのは根がかりでロストしていたが、こんどのロストは引きから見て、大きなアジかアコウかのようだった。

使いい古しの仕掛けを使っていたのが悪かったか、幹糸の上端から切れてしまっていた。なんということだ。

取り逃がしたくやしさもあるんだけど、海中にごみを増やしてしまったうっかりさや、もしアコウだったらせっかく育った貴重な魚を、仕掛けがついたまま海に放置して無駄に殺してしまうもったいなさに罪責の念も禁じえない。しっかりした仕掛けを使っていれば…。

仕方なくサビキかごを、予備のノーマルタイプのかごに付け替えるが、これは海中に沈んでいくスピードが遅い。
すると、表層に集まっている7センチくらいの豆アジが寄ってたかって、沈下する途中で釣れてしまったりする。

空が明るくなり、大きめのアジはどこかに行ってしまうのか、釣れなくなる。
時合の終わりを告げるネンブツダイも登場、エサもなくなったので、あきらめて終了。
岸に戻るとまだ8時すぎで、釣りをしていたのは2時間弱だった。

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本日の成果

釣れたてのアジはパールの光沢あり。

40匹、目方は560グラムくらい。
大きいやつは20センチのが2匹。海に逃がしてしまったのもこれと同様のサイズだった。
2年ぶりで意気込んでいた割には、いま一つの釣果。


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アジフライ

豆アジや小アジは、アジフライにする。
こうするとボリュームが出て、釣果が倍増したような感じに。
アジフライは、食べてもおいしいしね。

20センチのアジ2匹は、促成の一夜干しにした。青みのあるいい色に仕上がった。


…反省点はいろいろあった。
@ゴムボート釣りの場合、現着してからボートを膨らまして出港するのに30分かかるので、その間にゴールデンタイムが過ぎてしまう。
A古い仕掛けを使ったのが災いしたか、大物が掛かった時に仕掛けが切れてしまった。
Bびくを船外に設置していて、釣れた魚を取り逃がして海に帰してしまった。

これらを反省し、次に生かせば、同じコンディションで同じ釣りをしたとしても、成果は違ってくるように思えた。


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2019年07月09日

犬上川2

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犬上川。魚はいそうな雰囲気だが…(午前10時ごろ)

7月に入り、2年ぶりの海でのボート釣りをすべく準備していたが、天気予報では福井県嶺南は雨まじり、風も強めで、海行き断念。川での魚とりに変更する。

湖西方面は若狭湾からの空の続きで雨まじりの予報のため、それより状況がましな湖東方面へ車を進め、前回の夏至の日と同じく犬上川を目指す。

休日で時間があるので、朝からたっぷり時間をかけて捕り、貯蔵食糧をつくろうと意気込んでいる。

河原では釣りがてらのレジャーのグループもいる。水量は前回よりもやや少ないが、魚がいなくなるほどではないと思われた。

だが、やってみるとあまり魚が網に入らず、1投で1匹か2匹。入らない時もしばしば。
あれだけたくさんいた魚はどこに行ったのか。

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大きめの鮎が捕れた

10時ごろから始め、11時半のサイレンを聞くころには、まだ十数匹しか捕れていない。貯蔵どころか、きょうの晩ごはんで食べつくしてしまう。

雨まで降りだしびしょ濡れになり気分も乗ってこない。

ただしこの日は水泳パンツにサンダル履きなど、濡れてもいい恰好をしており、雨もさほど冷たくなかった。

1か月前の6月上旬に、鈴鹿山系の御池岳で劣化した合羽ごしに雨に打たれ、下山後に車のエアコンを最大にしても寒気が止まらない低体温症に悩まされた(6月9日「御池岳のドリーネ」参照)が、さすがにきょうは気温が25度くらいあるので、そんなことにはならない。あの山のときは、気温が13度くらいだったと思う。

ただ、網を打てど魚が捕れないことにあせりを覚える。
湖西に行っていたら、別の川にしていたら、、とか気弱な思考が頭をよぎる。
過去には、そうやってふらふらと川をめぐったこともあった。たいていはうまくいかない。ここはやはり川を変えずに粘るべきだろうと思い直す。

ちょっと場所を変えてやや上流に移動。
犬上川の中流は扇状地の砂利で、水がどんどん地下に伏流するから、上流ほど水量が多いのではないか。
それに、鮎も上流を目指すわけだから、下流よりも上流に移動したほうがいいんじゃないかという思いだった。

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ユリ満開

さて、そういうわけで草をかき分けやや上流に来た。
水量は、冒頭の写真の川の様子よりも、若干だが多いような感じもある。

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捕れた。よく見ると弱っていっるやつが多かった

やや深くて流れのゆるいところに、波紋が立っていたので、網を打つと30匹くらいとれて、やった、と思ったが、網を上げてみると、潰瘍ができていたりしていて弱っているやつばかりだった。

流れがあるところではそういうやつは捕れないので、弱ったやつが流れの緩いところに集まるのではと見受けられた。

ただ場所を替えた効果はあって、その後も快調に捕れ続けた。
2時半ごろ終了。

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陽も差し込んだ清流


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河原の花

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本日の成果。大きめのやつを右により分けた

目方は2.2キロで、170匹くらい捕れた。
これは筆者の鮎捕りでは最多だ。
最長寸は16センチで前回の夏至の日とかわらなかった。
大きいやつのいっぽう、10センチ前後の小さいやつも多数混じっていた。

ここから2時間くらいかけ、大きめのやつ30匹は背開きにしてみりん干し。
中くらいのは飴炊き40匹。残りの100匹を天ぷらに。

天ぷらは40匹くらいをその日に食べ、残りはおすそ分けや、南蛮漬け。
目論見どおり、いくらかの貯蔵食糧をつくることができた。

7月に入り、キュウリが豊作で、それも酢漬けにしているので、酢の消費がすごい夏となっている。



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2019年06月22日

夏至の犬上川

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水が流れている犬上川中流(午後3時ごろ)

一年でもっとも日が長いとされる夏至の日。

朝、テレビを見ていると、近畿の梅雨入りはいつなのかと話題にしている。
しかし、昨日も夕立があって、梅雨入りの発表はなくても川は水が豊かだ。

午後から犬上川でアユ捕りを計画。

同川の中流は扇状地で、雨が少ないとたちまちにして水は砂利層に伏流して断流、ということもしばしば。

きょうは流れはあるのだろうかと、県の河川防災ライブカメラを参考にするが、どうやら流れはあるんじゃないかと感じられる。
行ってみると、冒頭の写真のように清流が姿を現しており水量は予想以上だった。

手つかずの自然ではないが、木々が生い茂り、丸石の河原が無造作に広がっている犬上河畔はやすらぎの空間。

さあ川の中はどうなっているのか。


澄んだ水の中には、鮎が群泳していた。
鮎はこんな激流の中を昼も夜も泳ぎ続けているのか。これは大変だな。
(この撮影は投網の後です。到着直後は魚を捕る気満々のため)

到着早々、流れの中に網を打った。
するとぴちぴちとした鮎が捕れた。


上に掲載した動画のような感じで捕れた。
大きいのも捕れてる。

今シーズンの鮎は大きいようだ。
琵琶湖で育ち滋賀県内の川に遡上するコアユは、年によって平均サイズが大きかったり小さかったりするのだった。
小さすぎる年には、筆者の持っている網では掛からないことすらある。
3年くらい補修していないので、網もだいぶ破れ目が目立ってきたが、それにはお構いなしに捕れる。
約1時間後には100匹に達した。

この調子でやれば200、300と捕れるような気もしたが、腹の中の砂を出す処理が大変なので、100匹ちょっとで終了。

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本日の成果

目方は1600グラムくらいだった。やっぱり平均サイズが大きい。
最大寸は16センチ。

先日、湖西側の湖岸などで捕ったコアユは、体に潰瘍ができて赤い穴が開いてたのも多かったが、この日捕れた魚はみな、きれいな魚体だった。

さばくのに1時間半。
どういうわけか小さいやつほど、ジャリジャリの砂が腹いっぱいに入っている。
川の中でいいポジションが取れずに砂まじり餌を食わざるをえないのか?
一方、大きなやつは大きい石を縄張りにして、いい苔独占。
などと想像。

いつもの天ぷらに、飴炊きを40匹ほど、大きかった15匹くらいは背割りにして塩につけ、干しアユに。

天ぷらは新しい油でつくったところ、後味もさっぱりして瞬く間になくなった。

夏至の日に、清流でリラックスできてよかった。




posted by 進 敏朗 at 23:11| Comment(0) | 漁撈活動記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする