2024年07月13日

防波堤のアジ釣り

P7130323.JPG
大山東麓の田園風景(午後1時ごろ)

3連休がとれ海でアジ釣りをすることにした。
中国道は曇っていたが鳥取県は梅雨の晴れ間の青空が広がっていた。
名産スイカが最盛期で選果場には売り場ができていた。

河口と海 P7130340.JPG
河口と海、石浜

海を見る。琵琶湖にはことしコアユが少ないが、この川の中を見ると、キラキラとたくさんのアユを確認できた。
日本海の海産アユは普通にいるのを見てほっとした。
ちなみにこの川では6,7月アユ禁漁とされている。
今回狙うのはアユではなくてアジだった。

DSCN9535.JPG
ウキやエサ、仕掛けの準備

昼間、買い物に行くがスーパーや魚屋は白イカだけで地元産アジがどこにもなく不安になる。
休憩し、夕方から防波堤に釣りに行く。
防波堤の先端近くには10人以上の釣り人がいるが魚が掛かっている様子が見られない。
投げサビキ仕掛けを1年ぶりに取り出し準備をする。
針は7号、エサはオキアミとパン粉を混ぜたもの。

DSCN9536.JPG
反応なし

5時すぎから竿を出すがしばらくは反応なし。
ウキがむなしく海を漂っている。
ウキのトップがコンクリにはさまり折れてしまい、予備のウキに替える。
とにかく釣れないときは間が持たない。
すぐにもうダメかという気になる。
釣り人もあきらめムードがただよっている。
アジDSC_1625.JPG
アジ釣れる

ダメかあ、と思いかけたところアタリがあり、良型アジが掛かる。
スマホで撮影した上の写真ではわかりにくいがサビキカゴとの比較で20センチくらいだったと思う。

ここからの肝心なところで、カメラのファイルが満杯となり写真が撮れなくなってしまい、かといって手がエサで汚れているのでスマホは触りたくない。釣れたところを記録できず残念。
6時ごろから釣れだし、次々とヒット。7時半ごろ終了。

釣果 P7130376.JPG
釣果

最長寸は25センチ以上あり、20センチ級のアジばかり15匹。
防波堤のサビキでのアジ釣りは子どものころから親しんできたが、これだけのサイズがそろったのは初めてでびっくり。

いちばん大きなやつは刺身にし、アジフライを2枚と、塩焼きを1匹。
あとは開いて干物にする。

アジ定食P7130381.JPG
アジ定食

干物づくりなどをし夜の10時になってしまったが、地元食イギス(左端の黒っぽい四角い物体)や、名産スイカなどとともにアジ定食ができた。
やはり、釣りたてのアジは、とくに刺身、そして焼き魚も身が締まり、滋賀のスーパーで買って食するものとはぜんぜん違う。
満腹となり、大判アジフライは1枚しか食べられなかった。


posted by 進 敏朗 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漁撈活動記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年07月07日

湖西の川コアユ探訪

橋の上からP7070326.JPG
湖西の鴨川、橋の上から(午前7時ごろ)

夏至のころからまとまった雨があり、県北部の川では氾濫注意水位まで達したところもあり、この一週間は水量は多く、コアユの遡上が帰隊できそうだった。

前回まで、彦根の芹川に行ったが釣果が乏しかったため、この日は琵琶湖大橋を渡り湖西側に行く。
朝7時ごろ、安曇川平野南部を流れる鴨川の橋から、川を眺めた。

花崗岩の白っぽい河幅いっぱいに美しい水が流れている。
しかし、魚影がほとんど見当たらない。

よく見ると薄い雲のようにして、橋から約10メートル上流の中央付近に、コアユらしき一群が見えはするものの、「鮎」といったような、川を占めている感じにはほど遠かった。

それでもせっかく来たのだからと、以前行ったことのあるポイントを目指そうと堤防沿いを数百メートル歩くが、最後に草が茂りすぎて前に進めず、到達できず。

あげくの果てには、堤防の向こうからドッドコドッドコと駆けてくる動物あり、狸かと思ったらアライグマだった。10メートルまで近づいたところでやっと私に気づいたのか休停止、3秒の間にらみ合い、進路を曲げて竹やぶに逃げていった。

川のようすP7070353.JPG
川の様子

ここであきらめても良かったが、脚立も持ってきていたので、河原に下りて釣をする。だが1回のアタリもなし。

早々にあきらめ、ほかの場所はどうなっているのかと下流を見たりするも釣り人があまりいない。

今津川P7070358.JPG
今津川の河口付近

そこで車に乗ってさらに北上し、今津川の河口付近では釣り人1人。まったく釣れないという。川を見ても、やはり魚が見えず。

コウホネP7070357.JPG
河口付近のコウホネ

石田川では、投網の人がおり、聞くと小さいのが少し捕れているという。
しかし、川の雰囲気からすると、もっとたくさん捕れないと物足りない。

石田川の投網P7070384.JPG
石田川の投網

最後に、鴨川に戻り、魚の密度が少しでも高そうな場所で、こんどは釣ではなく投網で、魚を追い回すこと約1時間。
ハエ(オイカワ)混じりでなんとか20匹。
軽く熱中症になりかけ、午後はぐったりして過ごした。

やはり今年は、相当魚が少ないと納得できた。
昨年の産卵期、猛暑で水温がなかなか下がらなかったことが影響したかもしれないが、そうだとすると今年の産卵期も不安である。
これだけ親魚が少ないと、産卵できても回復しない可能性も。
川はきれいで良かったのだが、魚はいないのは残念だ。
こうなったら来期に期待するしかないが、この暑さが続くのでは、大丈夫なのだろうかと心配になった。
posted by 進 敏朗 at 10:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 漁撈活動記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月22日

夏至翌日のコアユ釣り

P6220026 アナベル咲く河辺.jpg
アナベル咲く芹川の河辺(午前10時ごろ)

今年の梅雨入りは21日で、夏至と重なった。
枯れ気味だった滋賀県内の川は18日ごろまとまった雨で水量が戻った。
21日未明から朝にかけても梅雨入りの雨があり、さらに水が追加された。
河川ライブカメラで確認したところ各河川とも、水量は良好だ。

そこで夏至の翌日の土曜日であるこの日、満を持して犬上川を目指したが、清流の中にはニゴイしか見えない。
釣りをしている人もいたが、全く釣れていない。
川に水が戻って4日後であり、コアユの遡上があるのではないかという私の予想は外れた。
そこで犬上川をあきらめ、彦根の芹川に移動。
袋町近くのパーキングに停める。


P6220027 水量は十分.jpg
水量は十分だ

実は先月18日に塩津大川で釣りをして以来(5月18日「塩津大川コアユ釣り」参照)、この日までに2度、芹川に来てコアユ釣りをし、ここでは少ないながらも釣れたので、まだ期待が持てると思ったのである。
しかし、そのとき釣れたのは10匹くらいで、しょぼいなあと思い、当ブログにアップするのを怠っていた。

というわけで芹川では、少ないながらもコアユは釣れたので今回は、梅雨川への新規遡上による釣果も望めるのではないか。
近江鉄道とJR鉄橋の下流付近でやってみることにした。

P6220028 糸を垂れる.jpg
糸を垂れる

水量は申し分ない。
今回も3本針仕掛けで糸を垂れる。
だが、なかなか釣れないし、周囲の人も釣れていない。

P6220029 釣れたが小さい.jpg
掛かった

10回以上流し、やっと1匹釣れた。
サイズが小さい。
1時間くらい粘って2匹。
これは厳しい。場所を移動することにした。

下流の芹橋付近に移動し、左岸側に分流している早瀬を狙ったら少しは釣れた。
3本針に初の2匹掛かりもあり。
が、ヒウオかと思うほどの極小サイズも混じる。
ただ、川の中に群れは確認でき、右岸の浅瀬に固まっていて、そこで釣りをしている人だけがコンスタントに釣り上げていた。
しかし魚影は全体に薄い。

P6220031 釣果.jpg
釣果

午後、強風となり、雨も降りそうなので3時ごろ終了。
17匹で、再長寸は9センチ。とにかく小さい。
計73グラムで、1匹あたり4.5グラム。
先月の塩津大川が、28匹で475グラムと、1匹あたり17グラムあったのに比べると、1匹あたり重量は4分の1しかない。
今回、釣りだからこそ捕れたが、私の持っている投網では網目をスポスポと抜けてしまうサイズのやつだ。

P5181857.JPG
<参考>5月18日の塩津大川で釣れたコアユ。同じボウルに入れ撮影



P6220035 小さい.jpg
6センチのコアユは細い

なぜかはよくわからないが、水量が十分に戻った6月の川でも、コアユの遡上がみられない場合もあることを知った。
今シーズン、県の調査ではコアユは例年の1割程度という数値が出ているが、川の様子はそれ以下だった。
もう少し雨が続けば、あるいは新規遡上があるのだろうか。湖西側はもう少しましだろうか。
などいろいろと、もやもやとしたが、できたら次は7月に確かめてみたい。


posted by 進 敏朗 at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 漁撈活動記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月18日

塩津大川コアユ釣り

P5181848.JPG
塩津大川

早朝から近江塩津まで行き、県境を越える古道・深坂越で福井県まで歩いて、新疋田駅から引き返した。
まだ午前中であったので、塩津を流れる塩津大川でコアユ釣りをすることにした。
水は少なめで、じゃっかん田んぼの水が入っているのか色が濃い。
川にはあんまり魚影なし。果たして釣れるのか。

P5181855.JPG
竿を出す

竿は2.4メートルの小継竿をリュックに入れて運んできた。
えさや仕掛けを事前に用意しておくなど細かな気遣いが必要なのが投網と違うところ。
塩津大川は広くないし、とにかく釣り人が多い。ここは狭い場所でもできる釣で魚をとることにする。
2.5号3本針仕掛け。

P5181851.JPG
釣れた

ウキを付けてながすと、ほどなく反応があって魚がかかる。
大きい。数は少ないが、サイズは大きい。
魚があんまりいなかったが、釣れるときにはコンスタントに当たりがある。
釣れない時間帯もあって少々じれるが、えさがなくなるまで約3時間取り組んだ。


P5181857.JPG
釣果

釣れたのは28匹だったが、重量は475グラムあり、最長寸は15センチだった。
もう少し大きかったら塩焼きか、塩麹漬けかにするところだが、これら全部を天ぷらにした。

今年は琵琶湖の鮎が例年の1割くらいの数しか確認されておらず、コアユが少ない年のようだが釣れないことはなかった。
投網は、魚影が濃いときに一網打尽にするのに向いているが、魚影が薄いときは、釣りのようにしこしこ1匹ずつ釣り上げていくような方法が有効かも。
久しぶりにコアユ釣りをやってみたが、短くて軽い竿を使い、道具をシンプルして望んだのがよかったのか、道具が散らかることなく軽快で楽しかったので、釣りもいいかもと思い直した。


posted by 進 敏朗 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 漁撈活動記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年02月24日

琵琶湖の夜満月

琵琶湖満月.JPG
琵琶湖上に出た満月(午後7時半ごろ)

琵琶湖の上に満月が浮かび、湖面を照らしている。

日没後、浜までワカサギを取りに来たが魚がまったく見られなかった。
流れ込み等を見たが1匹もいない。

現場で出会った人によると、1月下旬はよく捕れていたという。
「今年は終わったかもしれませんね」などと出会った人は言う。
そうだったのかとショックを受けつつも、あとで滋賀県の調査を検索すると、時期を間違えたわけではなさそうだった。
例年にない温暖さや、琵琶湖の水位低下などが影響しているのかもしれないが、先月のほうが水位が低かったから、水位はあまり関係ないような気がする。
もしかすると満月で?と思い至った。

今回ワカサギを捕りをこの日に計画するにあたり、月齢はまったく考慮していなかった。
満月の夜は、釣りでは好条件のこともあるが、ワカサギの産卵では逆だったりするのかも。
これを確かめるには、月のない晩に1回来てやってみるのも一案だ。
もういっぺん来て確かめてみたい。

それにしても満月の眺めは圧巻であった。
浜にチェアを並べて、たき火をしながら満月を愛でるカップルらもいた。
そうした満月チェアリングも、平和でいいなあと思った。
posted by 進 敏朗 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漁撈活動記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする