2026年08月14日

台風の波、潮と砂

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潮吹く海辺

東から山陰地方に接近した台風15号。
その影響で、海は荒れていた。
熱帯低気圧にかわり、海からの風はさほど強くないが、波がおさまらず。
もし漁港内で釣りができればと思ったが、やめといたほうがいいのは明らかだった。

様子見した漁港から引き上げようと、約20分後に車に乗り込むと、フロントガラスが白く曇り、潮の薄膜が形成されつつあった。
恐るべし。車のエアコンを回さず漁港を脱出した。

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大荒れの海

旧祖母宅も海の近くなので、海側の方角の窓はアルミサッシが腐食し、開け閉めができなくなった。
さらには風呂場の換気扇は錆の塊となり、エアコンの室外機もやられて交換。
もちろん車にも大敵だ。
海辺は涼しいのだけど、塩害が悩みの種である。

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水位の上昇した川

さて川を見ると、いつになく水位が高くなっていて、橋のすぐ下まで水がある。
いつもより1メートルはゆうに高い。
あの橋の先は海岸なので、浜に砂がたまって水をせき止めているに違いない。

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ボラの子が立てる波紋

川の中では10センチくらいのボラっこが盛んにはねており、内湾を好むボラにとってはよさげな環境のようだ。

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河口部
河口には砂がたまっていた。
台風の波で砂が押し寄せたのだろうか。

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海に流れ込む川の水

海からの波が盛んに川に入り込む一方で、川からも海へと水が流れ込む。
きょうは昼ごろが満潮で、高潮となったのかもしれない。
これ以上川の水位が上がったら、氾濫するので大変だ。

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水位の高い川

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急に水が抜けた

ところが2時間後、川を見ると水位が1メートルくらい低下していた。
どうなっているのだ。

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水没した柳の木

水没していた柳の木も、

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根本が見える

上の写真のように根本と護岸の下のスペースが姿を現した。

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切れた河口

浜まで行くとさっきまで砂がたまっていた河口が、幅5メートルくらいにわたり切れていた。
これで水が一気に流れたようである。
こんな短時間で切れるものとは思わなかった。
決壊する様子は盛大だっただろう。

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白百合咲く

ところが次の日になると、昨日ほどではないがまた川には水がたまっていた。
砂の変動は、思った以上に激しいのであった。
海の波は、浜を侵食もするが、このように吹き寄せもして、条件によって異なる働きをする複雑なものだと感じ入った。

posted by 進 敏朗 at 10:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 山陰往還記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2026年07月25日

海辺の避暑

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海水浴場だった浜

鳥取県の浜辺の旧祖母宅に泊まる。
お盆にも滞在する予定だが、7月下旬のこの時期に来るのは、お盆だと海水浴をするのは不適切とされ、すいかは時期が終わっておりと、「夏」を味わえない。
例によって、水産物、野菜、スイカなどの食料品のほか、今回はパンを買う。
近所においしいパン屋さんがあった。
釣りにも行ったが、釣れなかった時の「保険」としてアジを1匹、そして白イカと岩ガキを買った。
鮮魚の店は客も多く、若い子も手伝っていて活気があった。
隣の農産物店の前はトウモロコシを地元の人たちが売っていて、こちらも活気があった。ゆがきたてのトウモロコシが目の前で売り切れとなった。

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夕方近い漁港

夕方近くから釣りに行くも、堤防は関西方面からのグループに占められていた。日没ごろに地合いが来るのだが、そのグループの場所では次々と丸々としたアジが上がっているが、その20メートルくらい内側で釣っていた私のところには、豆アジが3匹掛かるだけの貧果となった。

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サビキにフグ釣れる

毎年、同じ漁港で年1回アジ釣りをするのだけど、釣れる場所は毎回違う。2年連続の不発となった。
保険の魚を買っておいてよかった。8時にはスーパーは閉まってしまうので釣りの後では間に合わないのだ。
戻ってから調理し、アジは刺身とアジフライ、いかも刺身とイカフライにすると、ボリュームが増す。
さらにトウモロコシ、スイカと、地元産物を買いまくったので、腹がはちきれそうになった。岩ガキは焼いた。
水産物に農産物。そして釣りを満喫。
片付けると、その場に横になって寝た。

次の日、午後に海水浴。
砂浜は今年は後退が進んでいた。海水浴場は閉鎖されたが、浜はそこにあり、さらっとした砂の感触もかわらない。
波の穏やかな日。波打ち際から入り、沖まで泳いでブロック積み堤防の先端付近を回遊。
20センチくらいのチヌや、10センチくらいのイシダイ若魚の群れ。数百数千という豆アジの群れに囲まれる。やはり海はいい。
その後の予定もあったので1時間で上がる。
車で乗り付けて泳ぐ家族連れもちらほらとみられた。

海水浴、釣り、魚介類やスイカなど農産物。これらを楽しんだ。
内陸の滋賀県に住んでいると、この町のあたりは海のレジャーや新鮮な海産物、乳製品や果物など、なかなか滋賀では得られない要素がそろっており、買い物をするスーパーや、ホームセンター、各種飲食店もあって良い環境だと思うが、海のレジャー自体が低調なこともあり、またそこまですばらしい海の景勝地でもないため、あまり注目されていない気がする。だが、素晴らしい環境であることは間違いない。


posted by 進 敏朗 at 09:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 山陰往還記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年08月13日

夕日ビール

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夕日を見ながら、ビール飲む

浜に出て夕日を見ながらビールを飲んだ。
ビールは瓶ビールがいいのではと思い、コロナビールにしたが、夕日とマッチした。
7月には、夕日はもっと上の写真の右側の海中に沈んでいたが、8月中旬ともなると日没は陸地のほうに近づいてきた。


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夕方の浜

夕方の浜は静かだ。
といっても、海水浴場も休止となったので、昼間もあまり人がいない。
人がいない情景は寂しいともいえるが、それにも関わらず浜にはムードがある。

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カニの穴と、砂の団子

生物がかたちづくる砂の造形や、

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はねる魚

水面に波紋を立てる魚たち。
いろんなうごめきに満ちている。

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瓶ビール

ビールは瓶でコップなしでそのまま飲むのが一番うまいという人に最近会った。
そうかなと思ってこの機会に試してみた。
ラムネを飲むようだった。飲み進むとき、瓶からビールを吸うような感じにならないよう、唇をびんからちょっと離さないといけない。
これのコツがどうもしっくりこなかった。
結論としては、厚みのあるグラスで飲むのうまいと私は思った。
しかし浜までグラスを持って行くと、落として割ったりすると大変だ。
手軽に瓶ビールを飲んだが、これをもう少し優雅にやってみたいような気にもなった。

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〈おまけ〉納戸から出てきたビンテージ梅酒

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2025年07月25日

猛暑の日本海

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浜。川の水が少ない(午後3時ごろ)

金曜に休みを取って祖母宅に行く。
山陰地方も猛暑で、川には水が少なかった。
南風が吹き、日本海は波が低くてさざ波が立つ。

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砂蟹もいて

明治時代からにぎわっていた海水浴場もついにやらなくなり、見慣れたブイや飛び込み台はない。
わずか1、2組の家族連れらが遊んでいる。
しかし夏、この浜で泳ぐのは幼少時からのルーティンであった。

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海に入る

水はややぬるい。
沖に向かって泳いでいくと、中層からやや冷たい水が感じられる。

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カンパチ幼魚か

突堤の先は魚がにぎやかで、15センチくらいに育ったかに見えるイシダイやイシガキダイ、メジナ、ウミタナゴらの群れ。
黄色いひれが目立つ15センチくらいのアジのような魚の群れ。トロピカルな印象だが、カンパチの幼魚ではないか。
ほかにボラ、タカノハダイ、ゴンズイ玉(数百匹のゴンズイ幼魚が球状に密集したもの)、岩にはギンポなど。
コバルトスズメやオヤビッチャといった南洋を思わせる魚もおり、岩場の周辺はにぎわっていた。

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釣り場の海

さて5時を過ぎてから場所を移し、釣りを始めた。
日本海はこんなに青黒かったか。
投げサビキによるアジ釣り。先年は爆釣し、あの感触をもう一度味わいたいと釣り始めたのだった。

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溶岩台地の崖ごしに見える大山北壁

空気が乾燥しているのか、大山がくっきりと崖の上に頭を出す。

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豆アジ

大きなアジがほしいので、ハリスの太い8号の針の仕掛けを使うのだが、それでも豆アジが掛かる。
そのうち大きいやつが出てくるだろうと仕掛けを投入するも、豆アジが時々掛かる以外は反応なし。
先端から外向きに釣っている人が、15センチくらいのを数釣りしていたが、内側は反応が乏しい。
しかし、大きいやつは見られず。だんだん日が傾いてきた。

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日没

水平線に日が沈む。圧倒的な海の光景。

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釣果

豆アジが10匹と、まるで振るわない釣りに終わった。
ダメな年はダメなのか。この日は平日だったせいかもしれないが、釣り人も少なかった。

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夕食

事前にスーパーでタイの刺身やイワガキ、スイカ、いぎす(海藻を寒天状に固めた食品)などを買っていたので、上のような夕食になったのだった。
はっきり言って釣りなんかしなくても、十分な食材が調達できるのだが、海に向き合って「無」になる時間は何物にも代えがたい。
豆アジはフライにしたのだが、油がないことに気付き、コンビニでサラダ油や卵を買って行き当たりばったりだった。
食べ始めたのは9時を回り、食べ終えるとほどなく寝てしまった。

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翌日の浜(午前10時半ごろ)

翌日、浜に出ると、海はさらに青く、群青色のように見えた。
猛暑によって海の色も南洋に近づいてきたのか? 
「不思議なことに海では誰も泳いでいません」と、明治時代に小泉八雲ことラフカディオ・ハーンは手紙に書いた。
それから150年くらい経って、浜は再びその状態に戻りつつあるようだ。
しかし、泳ぐ人がいなくなっても浜自体はそこにあり、白砂と青い海は水辺ファンを誘う。

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水平線に浮かぶ隠岐諸島(クリックで拡大できます)

くっきりとした水平線には数十キロ先の隠岐の島まで見える。
とても暑くて暑かった山陰の夏。





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2025年06月29日

キス釣り

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梅雨が明けた日本海(午後5時ごろ)

記録的な早さで梅雨明けとなった6月末。
空き家の管理のため帰省、夕方から浜に釣りに行く。
波がほとんどなく穏やか。梅雨末期の濁った川の水が引いてないのか、波打ち際をみると水がやや茶色い。

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さあ釣れるか

3.6メートルの投げ竿に、オモリは軽めの15号を使用。
それでも飛距離は50メートルくらいは出る。
少しずつ引きながら様子をみるとアタリがある。

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釣れた

10センチ余りの小さいやつがかかった。
写真のように2匹がかりも。
しかし全般に低調で7匹しか釣れず。
日没が近くなり終了。

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夕方の浜

波のない夏至直後の夕方、浜はなんとも言えない光に包まれた。
若い男性が3人、ボートを2隻を膨らませて、1隻には船外機もつけて浜から出ようとしていた。何が釣れるのだろうか。

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漁火が点灯する水平線(午後7時半ごろ)


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釣果

家に戻ると6時45分。
ピンギスがそろった。前の浜ではこのサイズしか釣れたことがない。

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夕食

スーパーでは、境港で水揚げされたマグロの中トロがひとパック900円ぐらいで
売られているなど、魚を食べるのに釣りをする必要はないのだった。
しかし、キスは店頭にはなかなか並ばないので貴重といえば貴重。
300円でエサが買える釣具屋が近くにあってうれしい。
こんな環境がなるべく長く続いてくれればと思う。

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灼熱の砂地に咲く赤い花

翌朝浜に出ると、昨日も見かけた男性3人が、今朝もボートでの釣りから上がってきたところだった。
東南アジアの人たちのようだった。「何が釣れますか」ときくと、「マゴチ、ハマチ」と答えてくれた。
今では異郷の人たちもボートをゲットして、本格的な釣りを楽しむまでになっているのかと驚いた。
時代の移り変わりを感じさせた。異郷の人も楽しませる海ってやはり、懐が深いというか得がたい場所だなと思いを新たにした。








posted by 進 敏朗 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山陰往還記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする