堀切港から沖島を臨む(午前10時45分ごろ)
沖島で「湖魚まつり」があると知り、朝、娘とともに9時半すぎに出発、10時45分ごろ近江八幡市の堀切港に着くと、すでに船は出発しておりつぎの便は正午すぎだった。なんとなく、船はすぐ来るんじゃないかと思い、時刻を調べておかなかったのは不覚だった。
桟橋にて、乗船する人々の行列
以前、島に渡り、友人S氏らで山を踏査したりしたのは10年近く前だっただろうか。その当時からは、考えられないほどのたくさんの人が船で島を目指し桟橋に列を成している。乗り切れないから、2隻目の補助的な船「おきしま丸」まで出動、2隻態勢での輸送となっているがそれでも積み残しが出ていた。
にぎわう沖島
湖魚まつりは、ふなずし、エビ豆など沖島特産の湖魚の製品をはじめ、野菜や、おかきなど食品、島内にあるクラフト工房製の麻布手ぬぐいなどのほか、廃業した仕出し屋の器がどれも10円という破格のプライスでの販売もあった。島の文化祭も並んで行われ、島の小学生の太鼓も披露された。小学校には、14人が通っているという。
沖島の郷土料理、ビワマス酢飯
学生らが出店などを手伝っており、住民との交流も。若い女性の姿も見かける。
バス釣りの人も相当多い。中には、バスボートで直接、島に来る人もいるだろうが、多くは連絡船を使用すると思われるので、船便の運営の足しにはなるだろう。
どれもが10円だった
大学生が設営したという大型オブジェも。流木や、漁網、ロープ等、島で拾ったものや提供してもらったもので形作られている。
島には、家屋と漁具、自転車、など雑多なものが所狭しと置かれている。土地が狭いせいもあるだろう。
流木でつくられた構造物
島で食べるという郷土料理、ビワマスの酢飯をいただいた後、島内を歩く。猫がいるという話を娘がしていたが、実際に見かけたのは計3匹だった。
湖岸に設置された井戸ポンプ。
水源は琵琶湖なので水枯れ知らず
時間があるので山にも上りたかったが、足指を負傷していたためやめておく。
元砕石場の畑
島の北岸のほうに行くと、採石場がある。浜には、採石場から出たと思しき角ばった石が浜をかたちづくっている。
ここで茶を飲み、対岸の比良山系などを見、くつろいでいると、さざ波の中にコツ、コツという音がすると、娘がいうので、浜の波打ち際の石を眺めていると、石の一つが波に揺られて、まるで打楽器のように音を発していたのだった。
波がほとんどない琵琶湖ならではの繊細な鳴り石浜か。
しばらくその光景に見とれていた。
砕石場跡から琵琶湖を臨む
4時過ぎの船で戻る。そのときは、「おきしま丸」に乗れたので、デッキに座り、高速で過ぎ去る湖面を堪能した。
高速船で島から戻る