2025年09月05日

地下ナマズ

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台風が接近し、夜半から未明にかけて激しい雨が降った。
だが朝になると雨はやみ風も止まった。県内各地で40ミリ程度の降水量。
駅の下をくぐる用水路の水は濁っておらず増水もしていない。
だが夜中の雨を受けて魚が活性化している。
いつも眺める場所からはコイが数匹泳ぎ回り、ナマズも確認。
無警戒に姿をさらしている。写真に撮ったやつのほかにもいた。
こうやって野生の魚が、駅という公共の場所で眺められるのは、大河に近いこの町らしい素晴らしい環境だなあと思うが、あまり共感は得られない。
数年後には高層ビル建設とともに、「快適な環境」と銘打って用水路は完全に暗渠化され、どこの町ともわからない無個性な空間になってしまうのかもしれない。






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2025年07月13日

納涼川遊び

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安曇川上流(正午ごろ)

7月は毎日の猛暑。
京都のS氏と日時を決め、安曇川の上流に涼みに行く。
場所はS氏の選定。私は、湖岸や川の下流でのアユ捕りなど、「下流」を志向するのが常で、川の上流で遊ぶという発想はあまりなかった。
山椒の産地でもあるという安曇川上流。それも楽しみだった。

路幅が広い迷惑のかからなそうな場所に車を停め、川沿いを歩くこと約10分。
河原に下りられる場所があり、斜面を下りた。

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屋根を設営

キャンプで学んだ屋根の設営。
ロープを4本張るが、1本を川の方向に引っ張り、川に頭を出す岩を利用して固定した。

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渓流のオタマジャクシ

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殻頂までシャープなカワニナ

渓流にもオタマジャクシや、カワニナがいたが、下流にいるやつよりも形がシャープで、だらけた感じがしない。
早い流れや、冷たい水が引き締めてくれるのかも。
川底にはヨシノボリもいる。アユはいない。

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ハエの幼魚群れる水たまり

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木漏れ日指す渓流

泳ぐと、背中から内臓がダイレクトに冷やされるよう。
長い間は入っていられない。
数分間泳ぎ、上がるが、涼しくて鳥肌が立ってきた。
午後になると谷間の地形のせいか、日が陰った。
京都などでは猛暑日が続いているが、別世界の涼しさ。震えるくらいの冷涼さであった。
猛暑の市街地から1時間車を走らせたらこのような清涼な別世界が広がっているのも、京都という都市の良さであろうか(ここは滋賀なのだけど)。

帰り道、山椒の木を発見し、実をかじってみたところ、舌がしびれつつも味わい深かった。スーパーで出回るやつと何かが違う。
実際、実山椒がそこらの店に出回るのは6月だが、ここは標高の高い山間部のせいか、7月に採れる。山に生えていることがうまみの秘密なのか。
7月になったら、山椒を取り、その足で湖西方面の川か琵琶湖をめぐりコアユを捕れば、山椒炊きができる。このような周遊プランを構想する。
来年の夏、コアユが豊富にいるのなら、それを実行してみたくなった。
今年はコアユが少ないので、魚取りはいったんお休みだ。








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2024年05月12日

メダカの小川探訪

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ヤナギモ群落

この日は別のことを企画していたが、天気が良くなかったため、メダカが観察できる小川を訪ねて出かけた。
水草が群生している用水路を発見した。
まずは水草が、メダカ生息の手掛かりとなる。

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水面から頭を出すたくさんの花

葉が細長い形をしており、後で調べたら、これがヤナギモらしい。
私は水草の名をあまり知らないのである。
花が水面から多数、頭を出している。昆虫に媒介してもらうのだろう。

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魚がいないか探すが

水草の切れ間に目を凝らして魚がいないか探すが、メダカどころか魚の姿は見られない。
田んぼの水が流入し、少し濁っている。
雨がぱらつくあいにくの天気。

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メダカの群れ

探すこと約30分、より小さな水路をそおっとのぞいてみたところ、メダカ発見。
ここは田んぼの排水が入ってこないのか水が透明である。
流れがゆるく、大雨が降ってもあまり激流にならなそうな場所であった。

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拡大したところ

水深はせいぜい10センチあるかといったところ。
15匹くらいの群れがおり、これからが産卵期だろう。
メダカの小規模校だが、これが本日みた最大の群れであった。

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ヌマエビらしきものが数匹

エビも川底でじっとしている。石か葉のように見える。

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メダカ落としの滝

100メートル下流は、30センチの段差になっていた。
この段差の下にひとたびメダカが落ちたら、遡上するのは難しいんじゃないか。
メダカに限らず、ドジョウなど魚の生息域は、水路に設置された段差によって相当ぶつ切れになっているのではないか。
この上流の小川は、メダカにとっていい環境なのだろうがそんなに広い場所ではなく、細々と生存していた。

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野生を感じさせる環境のメダカ

さらには、三面張りでない湿地のなかにも見かけたが、ごく浅い流れの中に、木の棒のようにじっとしている。
さきほどの水路よりもさらに水が少なく、細々とした場所だった。
ここも下流はほ場整備により滝のようになっているので、少ない水の中、代々重ねているようだった。
こんな場所にも生きていて、メダカという魚のほんらいのタフさを思い知らされる。

自宅につくった池や水槽で観察・飼育をしているが、メダカは夏場の水温上昇や酸欠などにも強く、冬は落ち葉の下で越冬。ミジンコやボウフラ、花粉などなんでも食べる。
海水でもしばらくは生きているそうである。
こんな適応力のあるメダカが見られなくなったのは、やはり用水路の直線化と段差で、急流になり大雨時に流されてしまうのと、遡上できなくなったことに尽きるのではないか。

本日、いろいろと水路を見て回ったが、メダカがいたのはごく一部の水路や湿地だった。
段差の上流に残されたサンクチュアリのような空間だったが、いずれの場所も小規模で、環境の変化ですぐにでもいなくなりそうだった。
メダカ、たぶん滋賀県では大きな水路にも、いるところにはいるとは思うけど、こうした小川で身近に観察できるほうが楽しい。段差をスロープにするだけで、こういう生息域はもっと増えそうな気はするのだが…。




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2024年04月20日

メダカの小川

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いろいろな水草が生えている川

春となり、メダカがいる県内の小川を見に行く。
まだ季節が早かったのか全体に魚の気配は少なかった。

メダカが群泳するリアルな小川。
流れがゆるくて、水草も繁茂し、まるでアクアリウムを見るようである。
上の写真は、平野部で、わき水が出ており水が澄んでいた。
ここには写っていないがメダカが見られた。
ヌマエビもいた。

自宅に造営した池も、こうした小川や池の趣を再現したかったのである。
メダカが泳ぐ天然の水景を観察するのは、趣ある水辺の記録に重なるのではないだろうか。

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微細な魚の群れがみられたがカワムツだった(拡大すると見られます)

小魚の群れが川の中にいるとメダカかな、と期待するがカワムツであった。
メダカもカワムツも稚魚は同じような色をしているのだが、形が違うことから見分けがつく。
メダカは頭が大きく逆三角形だが、カワムツは頭が小さく胴体が頭より太い笹の葉のような形をしているので、見分けられる。
カワムツは用水路に普通にいるが、メダカは本当に見られなくなった。
数年前と比べても生息場所が少なくなった気がする。
メダカ探索を重ねてメダカアーカイブをつくりたい気持ちだ。
しかし大きな川ならともかく、生態保護の観点から場所を明かすのは難しい。

posted by 進 敏朗 at 21:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 河辺の叙景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年03月09日

春の小川

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水草が繁茂する水辺

修理が成った投網を受け取りに東近江へ。網の部分を付け替え新品同様になったが、代金も新品を買うのと変わらない程度にかかった。

それにしてもうららかな日だ。
漁網店からほど近い、川幅が広くなって池となっている場所に行く。
ここにはさまざまな水草が繁茂している。

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カワヂシャの花

紫色のカワヂシャのほか、白色のクレソンも咲き始めていた。

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アオサギもいる

近くの山からはウグイスや、その他きれいな小鳥の鳴き声。
背後の草むらからはアマガエルの鳴き声も。
もう春だ。

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川底をエビ歩く

水はごく浅くて、エビが這っているのが見える。
池ではなくて、川の中流部のため流れがあり、泥がたまらずに石底となっている部分もある。

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ハエジャコ泳ぐ

こうした池を見ると、どこかに魚がいないだろうかと探してしまう。
なかなか見つからなかったが、下流寄りで、ハエジャコ発見。
泳ぐ姿は直線的で、いまひとつ面白みがない。だが、こんな魚でも、いるとうれしいものだ。

思えば筆者にとっての「水辺の憩」は、こうしてのんびりと水辺をみることが原点だったのではないか。

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満開の梅の木

帰りがけ、「メダカが細々と生きている水辺」を見に行く。
数年前に休耕田と小川を見つけ、時々訪れていたがどうなっただろうか。

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土の小川

小規模な山から細々と水が出てくる。
花崗岩の山が風化した粘土質の土。
土の緩い流れや、池となった休耕田があってメダカのすみかとなっていたが、規模がごく小さく、下流はほ場整備で段差となってしまったので、生存があやぶまれていた。

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波紋

じゅぶじゅぶとなった土道を行くと浅いたまり池があって、波紋が立っている。
これはもしかしてメダカではないのか。

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イモリのオタマジャクシ?

と思ったが、手前の水たまりを見ると、びっしりと黒く、イモリのオタマジャクシらしきものが群れていた。
思わずピントもぶれてしまう。
あの波紋はこれだったのか。

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休耕田のたまり池

これだけの広さの池があればあるいは、と思って目を凝らしたが魚影見えず。
こうした浅い水たまりの環境では魚類よりも、成長したら陸に上がれる両生類のほうが優勢になるのかも、

もしかしたらいるのかもしれないが、生息は確認できなかった。どこかにはいるのかもしれない。イモリはいるのだが、なんとなくメダカがいるとうれしい。メダカがいててほしいと思いながら、その場を後にした。

posted by 進 敏朗 at 21:06| Comment(0) | 河辺の叙景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする