2025年01月19日

コケ発生

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石の表面に生えてきたコケ

3月を思わせる陽気の日。
メダカ池の底にたまった泥や落ち葉を取り除く。
石を見ると、表面にコケが生えてきた。花のようなものをつけている。
池を何年か継続してきたが、ついにコケが生えるようになってきた。

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拡大したところ

水面に近づいて撮るのが難しいが、花のようなものを付けている。
だいたいコケの場合、花というのか? それも知らない。
調べてみると、上に伸びている部分全体を指して「胞子体」と呼ぶそうである。
花とはちがう概念のようだ。
さらに先端の卵形の部分は「凵iさく)」と呼ぶのだそうだ。勉強になった。

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緑色のコケも

池の堤のレンガの表面にも、したたる水の周囲に鮮やかな緑色のコケが生えてきた。
撮影の精度が低くて、ともに何ゴケなのかは判別できず。

池も造成して何年にもなり、見慣れた感じになってきたが、新たな自然観察ができて新鮮だった。
コケの発生で池に趣が出てきた。

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<おまけ1>ビワの花ようやく咲く

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<おまけ2>庭に降り立ったイソヒヨドリ


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2024年10月27日

ザリガニ駆除その後

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ザリガニの侵入を許してしまったメダカ池

庭のメダカ池に夏、ザリガニが侵入し多数の幼体が発生し、駆除を開始。9月に顛末を記した(9月15日「ザリガニ再侵入」)。
その時点で幼体200匹ほどを捕獲したが、まだまだ底を這う姿を見かけ、ペットボトルわなでの捕獲を続けた。
池の3箇所に500ミリペットボトルを工作したわなを仕掛け、2,3日に1度、引き上げると多い時で10匹以上が捕れ、7匹とか5匹とか、コンスタントに上がり続けた。10月中旬までの1カ月で、50匹は捕れたように思う。

あれらは成長が恐ろしく早く、発見時は1〜2センチだったのに対し、10月には大きいもので4センチになっており、早く駆除しなければとあせりを覚えた。
夢の中で、ザリガニにはさまれながら指でひねり潰す。いやな夢も見てしまった。

10月25日に、約1週間ぶりに引き上げたところ1匹。
本日はゼロに。
池を見ると、底を這っている姿は見られなくなり、静かにメダカ遊泳。

ついに完全に駆除したのか。
だとしたらうれしいが、油断は禁物だ。
まだいるかもしれないので、当面はわなを継続しておこうと思う。
今年の秋は異常な暖かさで、10月下旬というのに汗ばむ陽気となっており、ザリガニがいるとすれば泥に潜らず活動していると思われる。
もし2匹でも冬越しを許せば、春には親となり産卵、そうなれば池の中は再び数百匹のザリガニで埋め尽くされ、ミズアオイとか新芽のうちに食われてしまって全滅、残念なザリ池になり果ててしまうだろう。

恐ろしやザリガニ。
こう考えてみると、ザリガニの侵入を許しながらも、あれだけ水草が繁茂している琵琶湖は、すばらしい環境の復元性能があると思う。
琵琶湖には、ブラックバスとか、コイ、ナマズ、カメ、サギなど、ザリガニを食べる魚や動物、鳥もいるのだろう。メダカ池ではそうもいかない。




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2024年09月15日

ザリガニ再侵入

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夜、池を照らすと底には…。

池を見たら、びっしりと泥底にふ化したてのザリガニがいた。
しばらく見ないうちに油断していた。
100匹は軽くいそうだ。おそらく親が侵入して産卵・ふ化したのだろう。
親の死骸がどこかにあるかと探したがそれは見つからない。

3年前の8月末、ザリガニの侵入を許してしまった(2021年8月28日「招かざる生物」)。
それを機に、排水管が側溝に注ぐか所に金網を設置したが、それが最近、錆びてぼろぼろになっており、更新しないと、と思ってそのままにしているうちに忘れてしまった。
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ミズアオイは無事

池を覆う浮葉植物のトチカガミを取り除くと、すでに沈水植物のクロモ・コカナダモは全滅。
こりゃあいかん、とまずはアヤハディオ(滋賀県のホームセンター)に行き、今度はプラスチック製の排水口に取り付ける丸いやつを買い、寒冷紗の布を円形に切って糸で縫い付け、目を細かく補強。

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新たな侵入防止装置


周囲をスリットの入ったゴムチューブではさんで覆い、塩ビの直径10センチの排水管にぴったりとはまった。
直射日光は当たらない場所なので、これで今度こそ長持ちするだろう。

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ひとつのペットボトルに入ったザリガニやオタマジャクシ

次に、ザリガニ除去に取り掛かるが、これは数が多すぎるので、ペットボトルの首を切って逆さにはめたわなを4つ作成、かつおぶしをお茶のパックに入れて、畳1枚分にも満たない池に放り込むと、翌朝には40匹くらいが捕獲された。
オタマジャクシも混獲。メダカも1匹入っていたが、泥により酸欠、死んでしまっている。ザリガニも大半は死んでおり小エビ揚げの残飯のように薄赤くおぞましい光景だ。
網での捕獲も含め2日間で100匹くらいにはなり、これを金バケツの底に集め猛暑の庭に放置、さらにやかんの熱湯を注ぎ、完全に死滅さす。土深く埋めた。やつらの生命力を甘く見てはいけない。

しかし池底にはまだ多数のザリガニが這っている。
根気強くペットボトルを仕掛け、毎朝確認すると数匹〜10匹程度が捕れ、2匹しか入らない日もあり、もう残りも少ないだろうと思ったら次の日には20匹を超す大量捕獲もあり、日ごとの変動原因がわからない。2日おきにしたら、2日目に20匹以上入ってた、なんてことも。1週間繰り返し、50匹は捕ったと思うが、まだ底に這っているやつがいる。どうなっているのだ。

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コウホネの花

たとえ200匹のうち9割を除去したとしても意味はない。
2匹残ればザリガニの勝利。
とにかく、いまのうちに捕って、大きくなって産卵しないうちに完全に除去しなくてはいけない。
まだ秋が深まり泥に潜られるまでは日にちがある。
なるべくペットボトルわなで根気強く捕獲していく。
そして捕獲ゼロの日が何日か続いたのを確認したら、メダカを避難させたのち池の給水を止めて数日かけ泥も干上がらせ、ほんとうに1匹もいないか確認したのち、来春まで水を入れるのを停止するか。とにかく、完全に捕獲するというのは、こんな小さな池でも至難の業だと痛感する。





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2024年05月05日

メダカ仔魚

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水面近くを泳ぐメダカ仔魚。9匹写っている

最高気温が25度以上を記録している連休後半。
4日の大津の最高気温は29度だった。
翌朝、庭に埋め込んでいる鉢をのぞき込むと、メダカの仔魚が数匹見られた。
全長1センチもなく、目視で6ミリくらい。
生まれたてか、1〜2日くらいの仔魚ではないか。確認したのは今年初。
それらは針のように細くて長い尾を振動させ泳いでいた。その形は、精子を連想させた。
午後にあらためて数えたら13匹であった。増えたのかもしれない。

例年、庭で蚊に刺されるのは連休明けの5月10日前後であったが、今年は4月27日に記録。
その後もぼつぼつと蚊が出現している。
生まれたメダカが早く大きくなって、ボウフラ退治に一役買うようになってほしいものだ。

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メダカ池全景

メダカ池では、ツチガエルの鳴き声が聞かれるようになった。
まだ鈍くて遅く、試運転のようだ。

posted by 進 敏朗 at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) | メダカ池記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年05月23日

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鉢をのぞくと

メダカを飼っている鉢の中に2種類のカエルがいた。
ひとつは、中央付近の水草の間から頭を突き出している。緑色の線がある。トノサマガエルだ。
もう1匹は、陰になっている水面の右端に頭が出ている。ツチガエルだ。

以前から、この庭の鉢やメダカ池では2種のカエルが見られたが同時に見たのは初めてだ。
私は数年間、この庭でカエルを観察しているが、次第にツチガエルが優勢となり、トノサマガエルは姿を消すと思っていた。
ツチガエルの土色ボディーカラー、いぼだらけの姿、あぶらぎった鳴き声などが、しぶとさ、生命力の強さ連想させ、そういう生き物が自然界では強いのだろうと思っていた。
しかもツチガエルはオタマジャクシの姿で越冬もできるのだ。晩秋のころ、遅れて生まれたオタマジャクシを見かけ、これから冬になるのにあわれだなと思っていたがその憐みの気持ちは不要だった。湧き水のメダカ池などは、またとない冬越しの環境ではないか。
トノサマガエルはそこまでのタフさはないのではないかと思っていたが、案外、健在だった。
こちらは、クルルルという鳴き声で、まだ音楽的というか「カエルの歌」という表現に近いものがある。ツチガエルのディーゼルエンジンを思わせる低音よりは。先日の雨の晩、2種類の鳴き声が同時に庭から聞こえてきた。ツチガエルの鳴き声も案外、慣れてくるとそれなりに聞けるようになってきた。
カエルは鳴き声で、数百メートル離れたところからでも仲間を呼び寄せるそうだ。隣の神社の林から、呼応する鳴き声が聞こえてくる。池からいくら追い払っても、オタマジャクシを掬っては近くの田んぼに持って行っても、近所にカエルの本拠地がある限り、すぐに帰還してくるので無駄だった。
メダカ用にと造成した池や鉢に、招いてもいないカエルが、水辺の環境を求めて庭に定着すること数年。
庭では菜園とか、生ごみの処理もやっていて、カエルが好むダンゴムシ等の小さな虫が豊富なので、好ましい環境と思われる。

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メダカ池。浮草の上にヘビがいた

ヘビも現れた。
そいつはメダカ池の浮草(トチカガミ)の上に休んでいたが、撮ろうとしたら草むらの中に逃げられた。
全長が50センチもない、模様がない、黄色っぽくてぬめっとした感じの1匹。あれは何というのか。
調べたら、ヒバカリというやつが近そうだった。
何でもそいつは水辺を好み、オタマジャクシや、小さなカエルを食べるという。メダカも食べるらしいが、捕食の挙動が確実さに欠け、メダカはそうやすやすとは捕まらず、オタマジャクシのほうが捕えられそうである。
ヘビを見かけてから、気のせいかカエルの鳴き声が控えめになった。
この池のオタマジャクシやカエルをヘビが食べれば、カエル増殖の抑制になるかもしれない。
だんだんと生態系がの輪が広がって来た。

posted by 進 敏朗 at 22:04| Comment(0) | TrackBack(0) | メダカ池記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする