菜の花広がる湖岸近く(午前10時15分ごろ)
この冬は暖冬だったが、1月下旬に寒波が1週間ほど続き、滋賀県南部でもほんのわずかに積雪もあったが、県内の湖北や湖西では数十センチの積雪があり、本格的な冬の到来となった。
守山市の湖岸近くでシルバー人材センターが育てている菜の花が満開に近づいているというニュースを見、午前中に現地を訪れた。
黄色い花が一面に咲いていた。
平日だが訪れる人は多い。
比良山系も雪で山頂付近が白くなっていた。雪嶺と菜の花の見事な風景だ。
惜しいことに空が曇っていて山がはっきり見えなかった。
堤防から眺める比良山系
菜の花園と琵琶湖との間には堤防があり、その高さは菜の花よりも高い。
このため菜の花と比良山は同時に撮れるが、その場合、琵琶湖はほぼ写らない。
堤防がなかったら菜の花、琵琶湖、比良山系が同時に写るのだろうが、この堤防がなければ菜の花は琵琶湖からの北西の季節風が直撃して枯死するなどし、とうてい育つことはできないだろう。
したがって堤防は菜の花を守る大切な存在だが、それがために琵琶湖と菜の花を同時に収めることはできない。
などと思いながら堤防上で雲が切れるのを待つ。
沖島と伊吹山(奥)
左のほうに目をやると、沖島と、その奥に雪を戴いた伊吹山が見えた。
やっぱり雪山は、白く輝いて神秘的な感じがする。登るのは大変そうだが。。
部分的に晴れ間が
そうして眺めていると、比良山系の一角の雲が切れて、部分的に山肌に光が差し込んできた。
光が当たる部分は徐々に広がっていき、山容が現れるのを待った。
雲が切れようとしている山並み
すると空に青い部分が現れ、山に日が当たって白い部分が輝くようになってきた。
「青空」と「雪山」、「菜の花」の三要素がそろえば、青白黄の三色にいろどられた風景写真が完成するだろう。
その瞬間を逃すまいと再び堤防から下りて菜の花畑に向かった。
菜の花ごしに眺める比良山系
だが、山のほうには新たな雲が出現。手前の花は光に輝くが、山並みは曇っている光景となった。
きょうは節分。冬と春がせめぎ合う節目の日なので、このような光景となるのも不思議ではないのかもしれない。
11時まで待ったが空は晴れず退散した。
雪山は美しい。雪をかぶることで、ふだん見ている山がまるで別格の存在に変容し、畏怖の気持ちさえ覚える。
温暖化が進んでも、比良山の雪山が年に1度は見られるようであってほしいと願う。
〈おまけ〉平野の奥に見える三角形をした三上山と雲が広がる空


