浜。川の水が少ない(午後3時ごろ)
金曜に休みを取って祖母宅に行く。
山陰地方も猛暑で、川には水が少なかった。
南風が吹き、日本海は波が低くてさざ波が立つ。
砂蟹もいて
明治時代からにぎわっていた海水浴場もついにやらなくなり、見慣れたブイや飛び込み台はない。
わずか1、2組の家族連れらが遊んでいる。
しかし夏、この浜で泳ぐのは幼少時からのルーティンであった。
海に入る
水はややぬるい。
沖に向かって泳いでいくと、中層からやや冷たい水が感じられる。
カンパチ幼魚か
突堤の先は魚がにぎやかで、15センチくらいに育ったかに見えるイシダイやイシガキダイ、メジナ、ウミタナゴらの群れ。
黄色いひれが目立つ15センチくらいのアジのような魚の群れ。トロピカルな印象だが、カンパチの幼魚ではないか。
ほかにボラ、タカノハダイ、ゴンズイ玉(数百匹のゴンズイ幼魚が球状に密集したもの)、岩にはギンポなど。
コバルトスズメやオヤビッチャといった南洋を思わせる魚もおり、岩場の周辺はにぎわっていた。
釣り場の海
さて5時を過ぎてから場所を移し、釣りを始めた。
日本海はこんなに青黒かったか。
投げサビキによるアジ釣り。先年は爆釣し、あの感触をもう一度味わいたいと釣り始めたのだった。
溶岩台地の崖ごしに見える大山北壁
空気が乾燥しているのか、大山がくっきりと崖の上に頭を出す。
豆アジ
大きなアジがほしいので、ハリスの太い8号の針の仕掛けを使うのだが、それでも豆アジが掛かる。
そのうち大きいやつが出てくるだろうと仕掛けを投入するも、豆アジが時々掛かる以外は反応なし。
先端から外向きに釣っている人が、15センチくらいのを数釣りしていたが、内側は反応が乏しい。
しかし、大きいやつは見られず。だんだん日が傾いてきた。
日没
水平線に日が沈む。圧倒的な海の光景。
釣果
豆アジが10匹と、まるで振るわない釣りに終わった。
ダメな年はダメなのか。この日は平日だったせいかもしれないが、釣り人も少なかった。
夕食
事前にスーパーでタイの刺身やイワガキ、スイカ、いぎす(海藻を寒天状に固めた食品)などを買っていたので、上のような夕食になったのだった。
はっきり言って釣りなんかしなくても、十分な食材が調達できるのだが、海に向き合って「無」になる時間は何物にも代えがたい。
豆アジはフライにしたのだが、油がないことに気付き、コンビニでサラダ油や卵を買って行き当たりばったりだった。
食べ始めたのは9時を回り、食べ終えるとほどなく寝てしまった。
翌日の浜(午前10時半ごろ)
翌日、浜に出ると、海はさらに青く、群青色のように見えた。
猛暑によって海の色も南洋に近づいてきたのか?
「不思議なことに海では誰も泳いでいません」と、明治時代に小泉八雲ことラフカディオ・ハーンは手紙に書いた。
それから150年くらい経って、浜は再びその状態に戻りつつあるようだ。
しかし、泳ぐ人がいなくなっても浜自体はそこにあり、白砂と青い海は水辺ファンを誘う。
水平線に浮かぶ隠岐諸島(クリックで拡大できます)
くっきりとした水平線には数十キロ先の隠岐の島まで見える。
とても暑くて暑かった山陰の夏。


