2024年03月16日

春の彼岸

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春の海浜(午後1時ごろ)

春の彼岸、空家となっている祖母の家に帰省。
彼岸の墓参りといえば中日(3月20日)にするイメージがあったが、彼岸に入ったらさっそく花を供えるため、彼岸の入りに合わせて2泊3日の日程を組んだ。
浜を訪れると、1月には波打ち際がだいぶ陸地に迫っていた印象だったのだが、今回の印象は波打ち際はやや沖に回復して、浜の傾斜もなだらかになっていた。

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波でぎざぎざに削られた砂の崖

波が砂を削ってできるさまざまな造形、模様をみる。
早春はこうやって、砂を見るだけでもいろいろ楽しいのではないか。

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打ち寄せる波でつくられた砂のグラデーション

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繊細な模様

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砂川のコイ

ここは砂の惑星鳥取県。
コイだってまるで海の入り江を思わせる砂の川にすんでいる。

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砂利の上にも砂が

駐車場で草を抜くと、そこにも砂が積もりつつあった。
玄関前にも砂が来るし、潮風はアルミサッシを腐食させる。

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塩蔵ワカメづくり

午後は墓のそうじ、寺へのお供え。
農産物直売所や水産物直売所などで、出回っている農水産物をみた。
リニューアルされたタコ滑り台が子供らに大人気で駐車場は満員。
道路の表示では最高気温が20度以上のぽかぽか陽気。
本格的な春ももう遠くない。

海産物は、シーズン終わりのカニやカレイ類、ヤリイカなど。
農産物直売所ではブロッコリーやシイタケなどの野菜も新鮮で安かった。
イワシがたくさん出回っていたが、鮮度保持の関係上、帰りに買うことにし、生ワカメを2パック買い、これを湯通ししたのち塩をふり保存用の塩蔵ワカメをつくる。
生ワカメは先日滋賀県のスーパーでも売られていたが、私の苦手な太茎の部分が多かったのに対し、ここで売られていたワカメはその茎の部分が少なくて良品だった。

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晩ごはん

東郷池産シジミ、赤ガレイ、地元名産の平天、ブロッコリーなどを食べる。
と、毎度のことながらそのまま掘りごたつで寝込んでしまう。

翌朝、山陰自動車道を通って実家に戻り、母を連れて来て墓参し花を供え、ホームセンターで種芋購入、祖母の家でしばらく休み、実家に戻って夕食、泊まる。
とにかく帰省すると時間の流れが高速である。

明けて3日目、8時から実家の老母の家庭菜園を手伝い、前日買ったジャガイモを切らずにそのまま植える。
体を動かし、ちょっと疲れたが午前中には実家を出て、いったん祖母の空家に戻る。
冷蔵庫の中のものなどを片付けるとともに、近くの鮮魚を売る食堂でイワシを購入した。
一つのトレーに十数匹入っている。
ウロコがついていて見た目にも鮮度よさそう。「刺身にできますよ」とのこと。これが280円だなんて。
これを冷温保持したまま滋賀まで運ぶのだ。
ほかにイギスも購入。
それは農産物直売所にあった。
昨年、イギスづくりの地元業者がやめたと聞き残念に思っていたところ、直売所に個人の方が製造し出品がされていたのだった。

祖母の家からは上の写真のように直接、海が見えるのだった。
外は強風で、海は荒れてドドド―と響いてくる。

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波が押し寄せる浜

浜に出るとこのような感じである。
黒い筋のようなものは砂鉄である。
打ち寄せる波によって浜の砂は洗われ、磨かれているのであった。

P3181087 イワシ、ワカメ、.jpg
夜。イワシ塩焼きとイギス、ワカメ

帰りの車中、ハンドルを握りながらチューチューと飲んだ白バラ牛乳(200ミリパック)が甘い!
数時間かけ夜に帰宅。
イワシを焼いたら銀紙のようにパリパリに。
新鮮なイワシは、これで十分といった味だった。1匹20円!

posted by 進 敏朗 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山陰往還記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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