5月3、4日、大津田上山中に野営に行く。
カメラを持って行ったが、中にSDカードを入れ忘れるという大失態をおかす。それで画像がない。
そのほかの荷物は、だいたい忘れることなく持って行ったが、肝心の記録媒体を忘れた。
ということで文字での記録になる。
山で撮って記録したいものは、石や、生物、空など。この2日間は、雨がちだった今年の連休の中では、晴れて温暖だった。
ただし夜は寒くて、またもや寝袋の中で震えて起きてしまった。隣接の信楽では最低気温3.8度ということを後で知った。
5月だからといって、そんな10度以上とかで安定しているということはなかったのだった。これも反省点。
2日目、源流を旅し、黄色い粒粒が水の中に多数、群生しているのを確認。
これは粘菌ではないかと話題にする。写真撮れていれば、あとで調べられるのだが、残念だった。
あと、山でホホ、ホホホという鳴き声が聞こえたが、これをフクロウかと思っていたら、ツツドリであるらしい。
ホホホにはふたつの音階があった。新緑の山に、やさしい鳴き声だが、夜に聞くと不気味でもあった。昼にも聞こえた。その時はい声だなと思った。
写真という視覚情報だけでなくて、ああいう音声情報もちゃんと記録しておきたいものだと思った。静かな山で、ほかの雑音が入らない環境だから。
カスタネットのようなキリキリ、キリキリというカエルの鳴き声の大合唱もあったが、これもインターネットで調べると、シュレーゲルアオガエルのものだった。姿は見なかったが、夜、寝ている時なんか、テントの間近にまで迫っていた。
この日は山に記録的な人出で、いつもの場所は他の人が使用していたが、帰り際に見ると、背後の山林にトイレットペーパーが散乱しており、ひどい状態で残念な気分になった。キャンプに掘る道具を忘れてはいけない。所かまわずやることは美観の悪化のみならず、山の富栄養化、ひいては衛生状態の悪化をもたらすのでやめてほしいですね。