北小松の浜(午後3時半ごろ)
今シーズン初の魚とり活動を行った。
午後2時半ごろから出て、約1時間後に北小松の浜に着いた。
おりしも本日から新型コロナの緊急事態宣言が隣の京都や大阪、兵庫で発令された。
駐車場には京都や大阪、神戸ナンバーの車が停まっており県内ナンバーは少ない。
筆者も山陰地方から移り住んだ滋賀の新参者であるのに、こういう時にはまるで地元民のように他府県ナンバー車を眺めている。
滋賀は住んで30年近くなるのだけど湖西は、住んでいる所からは遠く、県内ではあるが地元と言えるかは微妙だ。
午後もだいぶ昼下がりとなったので、そろそろ満車状態も解消される頃を見計らって到着する。
流れ込み
浜というのは一様に見えて、所々流れ込みがある。
アユは川をさかのぼる習性があるから、こういう流れ込みの周辺か、水底に石が転がっているところなんかがポイントだと思っている。
流れ込みの両サイドのうちどっちかに群れがいると思う。
琵琶湖への第一投
この日は北風が強く、午後から気温が下降気味となった。
おもむろに準備をして、長靴にはきかえ、浜に出て、先ほどの流れ込みの右サイドから、琵琶湖向けて第一投を打つ。
さあどうだろうか。
1匹捕れた
捕れてない、と思ったら、1匹だけ入っていた。
今シーズンの1匹目だ。4月だけあって、サイズは小さめ。
風に流されてきたのか、きょうは藻が多い。
来たぞ
2投目は流れ込みの左サイドに移動して、ちいさな波紋が立っているのを見てキャスト。
こういう浜ではとにかく遠くに投げれたほうがたくさん捕れる。
その際いかに網がすぼまらずに広がった状態のまま届かせるかが成否を分けるのは言うまでもない。
筆者の場合まだその技術は十分ではない。
でも魚がたくさんいるときは、そこはさほど問題にはならない。
網を引っ張ると、白い魚体が何匹か見える。
多数入った
今度は20匹くらい捕れた。
魚体の大きさがちょうど、網目と同じくらいで、これよりも小さいとスポスポと抜けてしまう。
思い返せば昨シーズンは、初めのころから琵琶湖で14センチのやつが捕れて、だいぶ大きかったが、それにくらべて今年は魚体が小さい。
でもこれで平年並みなのかもしれない。
風強まる浜(午後4時半ごろ)
その後も堅調に推移して、20匹以上が2回。10投するころには90匹くらいになったのではないか。
夕方近くに魚を捕ってみて気になったが、コアユの腹がどれも大きい。
これは産卵ではなく、底の砂が大量に詰まっている状態だった。
浜のコアユは餌とともに底の砂や泥を飲み込む。
コアユは夜明けとともに餌を食いはじめ夕方になるほど腹がふくれる、ということがもしかしてあるのだろうか?
昔野洲川でナイター投網をしていたというおじさんから、夜に捕れたやつは砂をかんでないと聞いたことがあった。
そんなことがあるのかなと思ったが、この夕方に捕れた腹パンパンのコアユをみると、そういうこともあるかもしれないと思い返した。
これは次に早朝、魚捕りをしたら確かめられるかもしれない。
強風に挑む浜の釣り人
こういう腹ジャリジャリのコアユはとてもじゃないがそのままでは食べられない。
調理の手間も考え、むやみに捕り過ぎずに1時間くらいで撤収。
本日の成果
90匹くらいで目方は550グラムくらい。その重量の1割くらいは、腹に詰まった砂なのではないか?
とにかくどれもこれもが腹が膨らんでいる。
まずはコアユ天
市販のてんぷら粉で、天ぷらをつくったが少しカリッとした感じが足りず、もちゃっとなった。
でもサイズが小さいのは食べやすくてグッド。
コアユに限っては、サイズが大きいから良いとは一概には言えない。
揚げるときの温度管理か、あまり混ぜすぎないとか、調整が必要だった。これも次回以降、調整したい。
残りは南蛮漬で保存食にした。