2020年03月09日

春の小川

DSCN0019 水草園.jpg
水草が繁茂する水辺

修理が成った投網を受け取りに東近江へ。網の部分を付け替え新品同様になったが、代金も新品を買うのと変わらない程度にかかった。

それにしてもうららかな日だ。
漁網店からほど近い、川幅が広くなって池となっている場所に行く。
ここにはさまざまな水草が繁茂している。

DSCN9998-カワヂシャ.jpg
カワヂシャの花

紫色のカワヂシャのほか、白色のクレソンも咲き始めていた。

DSCN0021 アオサギ.jpg
アオサギもいる

近くの山からはウグイスや、その他きれいな小鳥の鳴き声。
背後の草むらからはアマガエルの鳴き声も。
もう春だ。

DSCN0009 エビ.jpg
川底をエビ歩く

水はごく浅くて、エビが這っているのが見える。
池ではなくて、川の中流部のため流れがあり、泥がたまらずに石底となっている部分もある。

DSCN0011 ハエ.jpg
ハエジャコ泳ぐ

こうした池を見ると、どこかに魚がいないだろうかと探してしまう。
なかなか見つからなかったが、下流寄りで、ハエジャコ発見。
泳ぐ姿は直線的で、いまひとつ面白みがない。だが、こんな魚でも、いるとうれしいものだ。

思えば筆者にとっての「水辺の憩」は、こうしてのんびりと水辺をみることが原点だったのではないか。

DSCN0028 満開の梅.jpg
満開の梅の木

帰りがけ、「メダカが細々と生きている水辺」を見に行く。
数年前に休耕田と小川を見つけ、時々訪れていたがどうなっただろうか。

DSCN0031 土の小川.jpg
土の小川

小規模な山から細々と水が出てくる。
花崗岩の山が風化した粘土質の土。
土の緩い流れや、池となった休耕田があってメダカのすみかとなっていたが、規模がごく小さく、下流はほ場整備で段差となってしまったので、生存があやぶまれていた。

DSCN0037 波紋.jpg
波紋

じゅぶじゅぶとなった土道を行くと浅いたまり池があって、波紋が立っている。
これはもしかしてメダカではないのか。

DSCN0040 オタマジャクシ.jpg
イモリのオタマジャクシ?

と思ったが、手前の水たまりを見ると、びっしりと黒く、イモリのオタマジャクシらしきものが群れていた。
思わずピントもぶれてしまう。
あの波紋はこれだったのか。

DSCN0038 たまり池.jpg
休耕田のたまり池

これだけの広さの池があればあるいは、と思って目を凝らしたが魚影見えず。
こうした浅い水たまりの環境では魚類よりも、成長したら陸に上がれる両生類のほうが優勢になるのかも、

もしかしたらいるのかもしれないが、生息は確認できなかった。どこかにはいるのかもしれない。イモリはいるのだが、なんとなくメダカがいるとうれしい。メダカがいててほしいと思いながら、その場を後にした。

posted by 進 敏朗 at 21:06| Comment(0) | 河辺の叙景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。