2019年07月24日

浜の梅雨明け

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広くなった浜

今年の梅雨明けは遅くて中国地方で25日だった。
その前日の24日、鳥取入りし、空き家となっている祖母の家から浜に出ると、これまで記憶にないくらい浜が広がっていた。
3月に訪れた際にはこのようになってはいなかった。短期間で砂が吹き寄せたのか。

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砂搬入作業(25日撮影)

いやそうではなく、砂の搬入が行われたようだった。

重機が浜に溝を掘り、トラックが溝に砂を落とす。川の対岸側の浜はこの繰り返しが行われていた。
昔は、浜がもっと広かったという。幼少時の記憶では、確かに広かったような気もするが、それは自分が子供だったから何でも大きく見えていたせいもあるかもしれない。ともあれ、浜は年々縮小を続けていて、場所によっては民家のちょっと手前まで波が来るような事態にもなっていたから、何かの手を打たねばいけないタイミングだっただろう。広がった浜の砂質には目立った変化はなく、近隣の浜から持ってきた砂と思われた。


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サビキ釣り

日中は草刈り、剪定に精を出し、夕方になると、恒例の釣りをした。
漁港からのサビキ釣り。この日は足元がポイントで投げなくてもよかった。
同じ場所で昼すぎから釣っていたおじさんが、撒き餌をしてくれていたおかげで、小アジが次々にかかってくる。

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釣果

1時間ほどの釣りで、40匹近く釣れ、いちばん大きなやつは20センチくらいだった。
これでは先日、若狭湾でボートに乗っての釣果と変わらない。それが、足元に糸を垂らしただけで得られたのだった。


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塩焼きや空揚げ

大きめのやつは塩焼きに、小さいやつは空揚げにして食べた。
鮮度がいいだけあって味はよかった。

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玄関先を、セミが土の中から出てきた


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梅雨明けの朝(午前9時半ごろ)

明けて25日朝は海水浴。
ちょっと涼しくて、水もまだ冷たい。まだ泳いでいる人もいない。

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力尽きたムラサキダコ

魚かな、と思ったらタコだった。
波打ち際に、力尽きて横たわっている。様子から見て、昨晩から未明にかけ漂着したみたいだ。
胴体がタコにしてはしっかりとした形になっている。ムラサキダコのようだ。

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漂着の情景

これを引いて撮るとこのような情景になっている。
河口のへりに横たわっているのが見えるだろうか。
どうやら波打ち際で産卵をするようで、少し離れたところに米粒のような卵塊があった。
産卵を終え力尽きたタコよ。やすらかに。
人里の足元では、生命のドラマも繰り広げられているのだった。


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グレやチヌ

泳ぎ初めは冷たかったけど、徐々に慣れてきて、突堤の先のブロックや捨石の周りを泳いだ。
グレやチヌらしき魚、根魚などがみられた。

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小魚泳ぐ



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晴れ間のぞく

海から上がるころに晴れ間がのぞいてきた。本格的な夏到来だ。

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昨晩のセミが

昨晩、玄関先で見かけたとおぼしきセミの幼虫が羽化していた。
いつもの夏がやってきたことが喜ばしい。
posted by 進 敏朗 at 00:00| Comment(0) | 山陰往還記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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