2019年04月23日

山椒若葉と小鮎

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北小松の浜(午前9時半ごろ)

さあ今年のコアユ捕りシーズンも開幕だ。
湖西の北小松の浜は早くも釣りの人でにぎわっている。

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背後の山

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場を泳ぐニゴイらしき魚

朝方は風も弱く、岸近くの湖中を泳ぐ魚が上の写真のように見える。

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第一投

コアユがいると水面に波紋がたつので、群れがどのあたりにいるのかわかるのだが、
この日はまだ、岸から10メートル以上沖にある。
何せ投網は第一投が肝心。

さあ、波紋に向かって投げた。

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捕れた

すると上のような、細いコアユが1匹、このほかもう1匹入っていて、計2匹だった。
網をひいてくる過程ではあと何匹か見えたが、魚体が細いので、スポスポと抜けて逃げて
しまうのと、この網は取りすぎ防止機能(破れ目)付きなので、思ってるほど簡単には捕れないのだった。

この日は50匹を最低目標に、100でも200でも捕るぞという気構えで来たが、先が思いやられた。

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沖合を行くサップボーダー

約1時間が経過し、捕れたのは5匹。
ここは場所をかえて川にいくことにした。

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鴨川

北小松から車で約15分ほど北上した鴨川。
京都の鴨川ではなく、琵琶湖にそそぐ鴨川だ。4月中旬からまとまった雨がないこともあって、流れは細かった。魚もまだ少ない。
それでもラッキーなことに釣り人がおらず、網を打って20匹くらい確保。

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ビワマス稚魚(リリース)

このようにビワマスの稚魚も入るのだったが、これは琵琶湖に戻ってもらい、大きくしてから食べようとリリース。

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石の模様をしたカジカ

外道としてはカジカ、ヨシノボリ、オイカワなど捕れるがみなリリース。
そのうち釣り人も来たので、場所を譲って再び湖岸に戻る。

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波立つ湖岸。数匹とれた

午後の湖岸は、南風が来ていて波立っている。
湖西のこのあたりの浜は東南向きで、南風の影響をもろに受けやすい。

こう波があっては、コアユの波紋が立たなくなって、水中のどこに群れがあるのかがまったくわからない。
そこであてずっぽうに投げることになるが投網ではこれは避けるべきである。
じゃあどうすればいいんだということになるが、流れ込みとか、そのようなところを狙ってみたが捕れたりとれなかったりする。
最後は泥臭くいくしかなくなった。

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山椒の若葉

コアユは5月に入ってからのほうが、もっと川にもあがってくるし、捕りやすいが、なぜこの時期にコアユをとり急ぐのかというと、山椒の若葉と合わせて食したいからだった。5月に入ると、若葉はもう固くなってしまう。4月下旬のみ可能な味覚なのだった。
山椒の若葉、噛むと甘みもあって、ピリピリといい感じだ。

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本日の成果と春野菜

夕方近くまで回ってこの日捕れたのは目標をしたまわる43匹、目方にして約400グラム。
川に遡上しているやつはやや大きくなっている。



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コアユ天ぷら

二十数匹を天ぷらにし、残りを山椒といっしょに飴炊きした。
炊き加減が難しくて、ちょっと硬くなってしまったが山椒が効いて味はまあまあだった。

posted by 進 敏朗 at 00:47| Comment(0) | 漁撈活動記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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