見た目はよさげな野洲川(午前7時ごろ)
2018年シーズンも、滋賀県内での投網ができる期限の8月20日が近づいた(漁協管理区域除く)。
朝から野洲川へ。ブログにアップしていなかったが今シーズンは野洲川に2、3度行って、捕れないことはなかったがいずれも低調だった。
昨年、あれだけ深く掘り返されていた堰堤の下には、もう島ができていて、運ばれる土砂量の多さを物語っていた。その島の先端から堰堤に向かって投げると駆け上がりで数が捕れたが後が続かずこの川には魚が少ないようだった。
さて朝7時ごろ、堰堤よりは上流の栗東市、野洲市境あたりでは、川の流れはそこそこあって、よさげだったが、3投してまったく入らず、これは駄目だと早々に見切りをつけた。
筆者のスケジュール上、投網ができるのはこの日の午前中だけだった。
これでシーズンを終わりたくないという気持ちがはやり、そのまま車で、犬上川を目指した。時間の短縮を優先して、竜王インターから名神高速道路で行くと40分で現着。湖東三山スマートインターができて、犬上川へのアクセスが、格段に便利になった。
かろうじて流れがあった犬上川(午前8時50分ごろ)
犬上川も、日照りが続いていた割には水がかろうじてあった。7月の豪雨が、山によほどの蓄えをもたらしたのだろうか。
浅瀬に網を打つ
同川特有のカラフルな川石の流れをみると、透明な水にコアユの姿が見られた。
おなじ琵琶湖に注いでいる川なのに、何が違うのだろうか。どこに打っても魚がいる。だいたい数匹ずつ捕れ続け、50分ほどの間で、約60匹を捕った。
捕れたて新鮮なコアユ約60匹。小さい
コアユは川にのぼると大きくなるといわれるが、捕れたのは大きくならないまま成熟したやつばかりだ。ほどほど集まったところで、早々に引き上げた。
続いて、午前中のうちに調理を。南蛮漬は日持ちがするので弁当に最適だ。
まずは天ぷらに
ミニセロリや赤ピーマン、紫タマネギでカラフルに
このようにして午前中に調理を終えた。
今年も、滋賀県湖南地域のホーム河川、野洲川はいけてなかった。
見かけ倒し、駄川。つい罵声を浴びせたくなるほどだが、もちろんそんなことをしても仕方ないし、そもそも捕れないからといって罵声を浴びせようという心の持ちようが間違っているのは言うまでもない。
湖西、湖東の川では、それこそじゃんじゃん捕れて捕り過ぎないように気を遣うくらいなのに、つい、同じ滋賀県の川なのになぜ、という気持ちになってしまうから。でも、いつも言い聞かせるが住んでいるところの近くに川があるだけでありがたいと思わないといけない。
今年は鮎の量自体が、例年よりも少ないと言われている。ここ2年、少ない年が続いた。来年は、アユ資源が回復し、できれば野洲川でももうちょっと捕れるようになってほしいと願わずにいられない。