
野洲で開かれた「ビワマスフォーラム」で、アメノイオご飯を賞味させてもらった。
アメノイオ(雨の魚)はビワマスのことで、アメノイオご飯は、ビワマスの身が入っている炊き込みご飯。
参加無料の会で、漁師の方が素材を調達し、女性の方が参加の100人分を調理していただいたのだった。
もったいないことで、脂が乗っておいしかった。
野洲市内を流れる家棟川で、ビワマスの遡上を復活させる取り組みについて話を聞いた。
落差工を乗り越えるための魚道の工夫をしているが、今年はついに魚が乗り越えることができず、試行錯誤中であるという。人間にとって安全な川と、ビワマスにとって遡上しやすい川との間にはギャップがあって、それをどう埋めていくのかが話し合われていた。
また、米原市の天野川では、やなが近年復活したが、ビワマス復活のプロジェクトと協調しながら採捕を行っているということだった。
20年前くらいまでは、地域の川にのぼってくるビワマスを愛でようなどという活動はメーンにはなりにくかったと思う。せいぜいホタルだった。時代は変わったものだ。