2017年11月25日

湖岸と琵琶博

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烏丸半島の湖岸(午前10時ごろ)

天気の穏やかな土曜日の午前中、湖岸を見に行く。
琵琶湖の水位はプラマイゼロを少しだけ上回っているのではないかと思う。

10月下旬の台風の際に水位が上がった影響か、大量の水草や折れたヨシが打ち上げられている。

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波跡

波の形に固まった漂着物は水位の上昇を物語っていた。

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ヨシを拾う

漂着したヨシには、つや・弾力の失われていないやつもあったので、これは何かに使えるかもしれないと思い、しばし拾って回った。竹よりも軽くてソフトな質感。何に使えるかはわかならない。ホームセンターで売られているよしずのヨシよりも太くて丈夫だ。

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ホシハジロやオオバン

水上には、茶色と灰色の羽をしたホシハジロが休んでいる。オオバンは、休まずに餌を探し回っている。

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ツグミ

梢に止まっているのはツグミだった。これも冬の使者。

魚捕りのシーズンが終わり、冬季の琵琶湖には、入れ替わるように冬鳥がやってきて、ウオッチするのも一興かも。
このようにして1時間以上が経過した。


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琵琶湖博物館前の紅葉と水路


隣には琵琶湖博物館がある。

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琵琶湖博物館から

琵琶湖博物館では「樹冠トレイル」の工事が始まっていた。
空中に渡した回廊で樹木のてっぺんが見て回れる回廊で来秋の完成という。

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池には潜水士も

琵琶湖博物館には、琵琶湖のエッセンスが凝集している。
年間パスは1500円で、2回分の入場料とほぼ同じなのでこれはお得だ。筆者のように割と近くに住んでいる者にとっては、暇なときに来て、見たいところだけを見て帰る。こんな使い方ができる。

「バイカル湖の生物」の展示をみた。すると、昨年にはそこにいた巨大ヨコエビが滅亡していた。
固有生物だけに、いちど死んだら取り寄せるのが大変だろう。
バイカル湖底のライブカメラ映像を見ることができ、見ていると、200メートルの湖底を映したそこではヨコエビだけでなく、小さな魚が泳いでいるのを見ることができた。

流れる水槽では、ビワマスのつがいはいなかった。湖岸の川にビワマスがのぼって来る映像があり参考になった。

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レアなテーブル

A展示室にあるテーブル。
天板に、県内各地で採れた石のタイルがはめ込まれている。
今まで何度も見ていたはずなんだが、よく見ると、こんなに手のかかったものが何気に置いてあるところがすごいなあと気になりだした。

漁撈シーズンの終わった天気のよい日、琵琶湖博物館と湖岸で午前中を過ごしてくつろいだ。
年間パスの期限が12月初旬までだったので、期限切れまでにいちど来ようと思って、訪れたのだったが、またパスを買うことにしようと決意を新たにした。



posted by 進 敏朗 at 22:34| Comment(0) | 琵琶湖・内湖 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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