
伊勢湾岸道路の日の出(午前6時16分ごろ)
かなり久々に休日がとれた。
朝5時に、東に向かって出発し、薄明の中を進むと、朝陽が昇ってまぶしかった。
静岡県の掛川市で初めて開かれる芸術祭「掛川茶エンナーレ」を見に行った。
新幹線で行こうと思っていたが、展示は中心部だけではなく山の中のエリアもあり、そうしたエリアへの移動がレンタルサイクルでは坂や距離と時間の関係で厳しく思え、バスだと時間の調整がどうしてもつかない。いっそのこと駅前でレンタカーを借りようかと思ったが、どうせなら自家用車で行き、海を見ようと結論付けた。
栗東インターから新名神経由で、掛川インターまで230キロ少々あり、インターを出たのは7時半ごろ。そこから海岸までが13、4キロくらいあり、朝の混雑のなか浜に到達するのに30分くらいかかった。

コンクリート工場の先を進むと駐車場があった。
この砂丘の向こうが海。

浜と海
広がる遠州灘。細砂の海岸。
海には多数の漁船が、海岸に沿って西から東のほうへと進んでいる。
波打ち際からけっこう近くを走っている。シラス漁だろうか。
23日未明に直撃した台風の影響で、川から多量の泥水が流れたのか、波打ち際は濁っている。

ヤツシロガイの破片
さあ貝殻はないかと、歩きながら探してみるが、あったのはカキ、バカガイのいずれも破片だった。
北海道南部以南の細砂底にすむと図鑑にあったヤツシロガイの殻が、いろいろな形の破片で散らばっていた。ヤマドリの羽ような模様がある。つやがあるので、死んで間もない殻のようだ。
1個くらいは完形のやつがあるかと思ったが、、、直撃した台風の荒波にもまれて、ことごとく割れてしまったようだった。

チドリ

カラフルなプラスチック片
そのかわり、目立っていたのは赤や黄色、青、緑といった、カラフルなプラスチック片。
鳥取県の浜で、陶片とかを拾ったことがあったが、プラスチック片は、色はいろいろあっても質感がいまひとつで、どうも拾って集めたい気にならない。

波打ち際
細砂の浜だったので、貝殻があるのではと期待したが、あまり落ちてなくて残念だったが仕方ない。

砂混じりの流水が草を覆い、固まったとみられる跡
天気が良くて何よりだ。
青い海原を眺めるだけで心が広がるよう。
30分ばかり滞在して、現場を後にした。