2017年08月11日

砂崩れ、河口の開通

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波が収まらない海

昨日から、空家となっている祖母の家を訪れ、早々に寝入ってしまい、朝目覚めて、裏口の草刈りをしていると、海から波音が聞こえてくる。

きのう、波高くて泳ぎをあきらめ、ひと晩すれば穏やかになるんじゃないかと期待を抱いていたが、そうはならなかった。

ああ残念だ。

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泳ぎたいが波が高くて危険だ

しばらく未練を抱き海を見る。
昔もよく、海水浴に来たのに、波が強くて遊泳禁止の日というのがあった。

ここは若狭湾とか島根半島の浜のように磯場に囲まれた入り江ではなくて、外海にちょくせつ面しているから、波が強い日もけっこうあるのだった。

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砂浜の貝

仕方なく砂を観察する。

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削られた砂

満水となっている川を渡って西側にいくと、砂浜が波で大規模にえぐられていた。
堤防まであとちょっとしかない。

ちなみに黒く見えているのは砂鉄だ。
鳥取県の山奥ではかつて製鉄がさかんで、花崗岩に含まれてる鉄分が、こうやって海に流れてきた。
引き波が強い場所では、比重が大きい砂鉄が残りやすいのかもしれない。

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がけの上から

がけの上からだと海原が見渡せる。
釣りで遠投するにはよさげだが、足場はきわめて危険だ。

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ここは昔からハマヒルガオなど海浜の植物が茂っていて、それでほかの場所よりも砂のかさが高かったが、波によって一挙に浸食された。

突堤と突堤のちょうど中間点なので、浜が弧状にえぐられるのだろうか。今後どうなっていくのかが気になる。

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通水していた川

などと観察し、河口のほうへ戻ると、ふさがっていたはずの河口(冒頭の写真参照)が、通水しており勢いよく水が流れている。



これによって短時間のうちに、川の水位は平常に戻ったようだった。
海浜の砂は、こうして動き回り、浜の形はたえず変わっているのだった。


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水位が下がった川


ここは日本海側なので、太平洋側のように潮汐で河口の水位が変動するようなことはないので、川の水位が変わっているのは異例な現象だと思う。

(追記)と思っていたら、夕方、再度川をみるとまた、河口がふさがったのか水位が上昇していた。波に洗われ河口の砂がならされた後、再び波の力で、砂が河口部にたまったようだった。

昨晩スーパーで買ったブドウの皮が残った。
これを川のコイに与えたら食うだろうかと、投げてみたが、コイは近寄ってはきたが、これを鼻先でかわし、食おうとしなかった。

コイはけっこう幅広くものを食べ、ごはんの食べ残しを与えるのが楽しい。焼きなすとか、水に浮いたところをコイがパクッと音を立てながら食べる様はなかなか迫力があって見ごたえが十分だ。

だが、そんなコイでも食べないものがあることを思い知らされた。ブドウの皮は、裏庭に埋めた。

DSCN3499-赤碕駅.jpg
〈おまけ〉米子行き普通列車の車窓、16時40分ごろ赤碕駅、列車待ち合わせのため停車




posted by 進 敏朗 at 12:00| Comment(0) | 山陰往還記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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