
河口と浜
午後から、空家となっている祖母の家を訪れた。
台風も過ぎて3日たったから泳げるかと思ったら、波高くうねりがあり、とても泳げそうな状況ではなかった。
台風5号は動きが遅く、温帯低気圧となったあとも東北地方にとどまり雨を降らせている。海況が回復するのも遅れていたようだった。

水位が上がった川
川をみると様子が違っていた。水位が上がっている。
河口をみると砂でせき止められていた(冒頭の写真)。
海水面よりも川の水面が高まっており、水の流れ出しがほとんど見られず、河口はプールのようになっている。
台風の波浪とともに、砂が押し寄せて河口をふさいでしまったのだろうか。
キス釣りもしたいなと思っていたが、こう海が荒れていてはそれも難しい。
というわけで海での泳ぎや釣りをあきらめ、スーパーに行って海産物などを買おうとするが、この間のしけのため地元海産物はほとんど置かれていない。
お盆が近づいたせいか、いぎす(海藻を固めた寒天状の食品)も売り切れ。
「いぎすはお盆に食べる習慣がありまして」と、説明してくれた店員は、筆者が地元の者でないと見えたようだった。
現住地の滋賀県にはない地元食品がことごとく手に入らず残念な気分に。
さらには、カットすいかがなぜか長野県産でいぶかしい気持ちに。
産地として知られる地元のすいかは、丸ままのやつしかなく、1個2000円以上する黒っぽい高級品だった。
だがブドウは、巨峰やシャインマスカットのほか、見たこともない数種類の品種がそろっていて、ぜんぶ地元産品だった。緑色が深いブドウを購入。
あご天と佐治谷豆腐(きぬ)を買って帰り、食べたら、ほどなく寝入ってしまった。