2017年08月05日

海中から戻ったカメラ(水中貝拾い)

DSC_6579 届いたカメラ.jpg

着払いゆうパックで届いたのは、先月購入したばかりの防水コンデジ。
福井県の若狭和田海水浴場から届けられた。

先日、同海水浴場を訪れ、サア帰ろうとしたときに、カメラがないことに気づき、浜や更衣室などを探し回ったが見つからず、ライフセーバーの事務所に紛失届を出して現場を去ったのだった。

見つかる望みは薄いだろうなとあきらめかかっていたところ、後日、見つかったとの電話あり。筆者があきらめて帰った次の日、海の中で拾われたのだという。

届け出た人は名乗らずに帰られたという。カメラはお金で買えるが、思い出を撮りなおすことはできない。お礼のしようもないが、何とありがたいことだろう。届けてくださった方、本当にありがとうございました!

というわけで、1日ほど砂底に横たわっていたカメラから再生されたのは、盛夏の海水浴の思い出だった。

〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜 


DSCN3332-若狭和田海水浴場.jpg
若狭和田海水浴場

7月31日に訪れた福井県高浜町の若狭和田海水浴場。
浜が広くて遠浅なここは、若狭湾でも最も人気があるビーチ。月曜日だったので、浜近くの駐車場があいていた。

DSCN3340-夏の日本海の中.jpg

この日は曇りの予報だったが昼前から青空が広がり、海の青みが強まってきた。日本海は、太平洋にくらべるとちょっと緑色がまじっているように見える。

DSCN3341 シマダイ群.jpg
沖の浮き台下にいるイシダイ幼魚

沖の浮き台を目指す。そこは水深3メートルくらい。子供は、浮き輪をつけてだが足が届かないところでも怖がらなくなった。

DSCN3355 ヒトデの裏側.jpg
拾ったヒトデ

海には、琵琶湖にはいない生物がいろいろといるので、観察するのも楽しみの一つ。
砂底には、星形をした平べったいヒトデがはっていた。

DSCN3383-ヤドカリやヒトデ.jpg
砂底でとれたヤドカリなど

あと、砂浜に多いのがヤドカリだ。
エビ、カニは淡水でもいるが、ヤドカリは海にしかいない。
ヤドカリを探しているうちに、砂浜の中でもヤドカリが多いポイントを見つけた。
それは、岸から20メートルほど進んだ地点で、そこはいったん水深が1メートルくらいまで深くなり、そこから先はまた浅くなってひざ上くらいの浅さになる。

DSCN3380.JPG
砂を掘るとヤドカリが

そこの場所では、感触がちょっとふわふわしていて、足が砂に埋まるような柔らかさがあった。そこの砂を掘ると、じゃんじゃんヤドカリが出てくるのだった。

DSCN3379 砂底.jpg
砂底の様子

海底の様子をみると上の写真のようで、貝殻もたまっているようだった。
貝殻は浜に打ち上げられるだけでなくて、海の中でも、貝がたまるポイントがあることを発見した。

このようにして午後3時まで過ごしていたら、すっかり背中が日焼けし、カメラが水中に落ちたのにも気づかなかったのだった。

〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜

DSC_6594-海の貝.jpg
拾った貝

かくして海の思い出は届けられた。

貝の一部を、家に持ち帰った。
上の写真の貝は、みな、水中貝拾いによるもの。
ベニガイ(ピンク色)や、つやつやしたマクラガイ(右上)など、いろいろな貝が拾えたのでよかった。

日本海側でこれだけ多彩な巻貝が拾えるとは思わなかった。
これからは、夏場の海水浴を兼ね、水中貝拾いも面白いかもしれないと思ったのだった。

 


posted by 進 敏朗 at 00:00| Comment(0) | 貝拾い記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。