
琵琶湖(午前9時半ごろ)
晴れ渡った朝の琵琶湖岸は霞立ち波静か。
ことし鮎が捕れない、少ない、小さいというが、4月末ごろから漁獲が回復しつつあるという話もある。
ここのところ雨が降らず川が干上がりかけているので湖岸に来た。

〈参考〉雨降らず細川となり果てた野洲川(21日夕方)
琵琶湖大橋を渡り、国道161号線を高島方面に北上すると、石や砂の浜が続く。
投網で捕るには、あんまり深いところは網が届かないので浅場を狙う。

波打ち際をみると針みたいに細かい4〜5センチの魚が群れていて、泳ぎ方からコアユじゃないかと思われるんだが、あまりに細かくて写真にうつらなかった。

網を投げ、引き上げる。
網に入るサイズのやつがいるんだろうかと不安になりつつも、見ると捕まえられそうなやつもいる。
湖に細かな波紋がたつのでいるのがわかる。
そういうところを見つけてすかさずキャスト。

ハスゴ
捕れたのはハスの稚魚ハスゴ。オイカワに似ているんだけど、口が大きいので違いがわかる。
さらに浜をいく。

ハマヒルガオ
ハマヒルガオも満開だ。
鳥取県の海岸にも咲いているが、淡水湖の湖辺に咲いているのは珍しいという。

松の若実

霞たつ対岸
じりじりと日差しが強くなってくる。
コアユ、たしかに小さくて、網目からスポーンと抜けてくのが上から見える。
筆者の網は、そんなに細かくないうえに、破れ目もあって、網の中で何匹かキラキラときらめいているのが見えるのに、引き揚げてみると1匹だけだったりとかして、結構逃げられている。
捕りすぎ防止機能がついた網なのだった。

やや大きいコアユ
やや大きいやつも捕れて、あとで計ったら13センチだった。
いっぺんに10匹捕れたのが最高だった。
1時間ほどやって終了した。

本日の漁獲
コアユ34匹、ハスゴ2匹で目方は約250グラムだった。
これで本日は佃煮をつくる。
みりん、酒、砂糖に醤油をまぜ、煮立たせてから魚を入れる。
鍋が小さいので、適当な落し蓋がなく、アルミホイルで覆って上から小皿を重石代わりに使った。
サンショウ2番芽を摘み取り投入。

できあがり
弱火で1時間強でできあがり。
砂糖を多めに入れたほうが照りがでる。
煮付けを作る場合なんかより、ずっとたくさん入れないといけない。
ちょっと入れすぎ? と不安になるくらいがちょうどいいみたいだった。
こげる前に、ちょっと香ばしさが出たところで火を止めるタイミングが繊細。
さっそく弁当に使用したが、もう半分はなくなってしまった。
またすぐに補充にいかなくてはいけない。