2017年05月11日
カマツカ
野洲川の河況(午前11時ごろ)
午前中、時間があったのでちょっとだけ野洲川に行く。
守山、野洲市境の堰堤は、工事中にもかかわらず釣り人多し。
その下流、川田大橋まで行くと、先日の雨で水量が回復していた。
河原のヨシの中ではギョギョシ、ギョギョシとオオヨシキリ鳴く。
カマツカ
1投目、50センチ級のニゴイが網の中を暴れまわった。
連休明けはニゴイの季節であることを忘れていた。そいつは暴れた末、網から外れていった。
2投、3投するもコアユらしき魚影はみられず。
連休中の夕方、割とまとまって捕れたんだけど、今回は水量が増した分、もともと少ない魚が川の中に分散してしまった、なんてことがあるんだろうか?
田んぼの濁り水が割と入ってきていているのも影響しているのか?
そして5投目か6投目に魚が入ったと思ったら上の写真のようなカマツカだった。
体長は10センチくらい。
ときどき外道で入ることがあるが、今年は割と多いような気がする。
きょうはコアユは駄目だなーと思い、カマツカをしばし観察。
すると1匹の腹が大きくてニゴイ同様産卵期のようだった。
コイ、フナ、ドジョウ、ナマズ…有名な川魚にくらべ、はっきりいってカマツカはマイナーだ。
形はフナにしては細長くドジョウにしてはふつうの魚っぽい。
なにか、なりきれていない感をかもしだす魚。
でも案外、近所の用水路でも砂底にじっとしているのを目視することも多く、昔は、こういうほかとちょっと違うがあまり知られていない魚が面白かった。
絶滅が危惧されているとかいうことはなく、案外たくさん生息しており、タナゴ類ほど見て美しいとか可憐だということもないので話題にのぼることは少ない。そんな魚につかの間のスポットを当ててみたのだった。
味は悪くないのだが…2匹だけ持って帰るのも面倒で、放流するとササササと尾を左右に振りながら忍者のように川の中を戻っていった。
この日はコアユは捕れないとみて、これで引き上げた。
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