2017年05月08日
オオカワヂシャ
大きな草だ
近所の用水路に小さな多数の花が咲いた大草が生えて、丈が1メートル以上にもなってほとんど流路をふさがんとする勢いだ。
この草は何だろうか。よく見るんだけど、ネットで「紫色の小さな花」「川」などキーワードを入れて検索すると、オオカワヂシャという植物であることがわかった。
オオカワヂシャの花
ゴマノハグサ科ということで、同じ科には庭の雑草でおなじみのオオイヌノフグリがあり、花を見ると確かに似ていて、直径6ミリか7ミリくらいで、同じような色あいの、紫色の線が入った4弁の花が咲いている。
拡大してみるとそれなりに風情があるが、草全体を見ると大きな図体に細かい花が無数についていて、もじゃもじゃ頭のようで散らかり感を禁じ得ない。まあこれはこれでこの植物のプロポーションなんだろうけど。
このオオカワヂシャは特定外来生物ということで繁殖が懸念されているという。それは在来種のカワヂシャが追いやられて準絶滅危惧種になってしまったからだという。カワヂシャは、もっと小さくて、花も白っぽいという。
キショウブも花盛り
同じ用水路には外来植物のキショウブも花盛りとなってきた。外来植物、強いもの同士が用水路で伸び盛っている。水辺のグローバル化よ。
このオオカワヂシャ、湖岸に急速に繁茂しているオオバナミズキンバイに比べると、石垣の奥まで根を張っているわけではないので引っこ抜くのはそれほど難しくないのではないか。
しかし、もうちょっとしたらここら辺ではホタルが出る時期になるので、しばらく雑草を抜くのも控えたほうがいいかもしれない。その辺の加減が難しそうだ。
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