
水位大幅低下の第4次メダカ池
庭の第4次メダカ池にそそぐ井戸水の栓を開いておくことを昨日、忘れた。けさ見てみると水位が大幅低下していた。
昨年、いろいろと漏水対策を施して、これで数年はもつだろうと思っていた第4次メダカ池だったが、運用開始1年で漏水が始まった。

池縁のスギナ
池の縁をみると、畦シートで囲んだ内側からスギナが束になって生えていた。
スギナが畦シートの内側に入ってこないよう対策を施したはずなんだけど、スギナ驚異の生命力の前にあっけなく敗れた。
やはり、ゴムシートで被うか、コンクリ固めをしない限り、漏水はなくならないものか?
でも今回は漏水が発覚したからといってあせりはなかった。
それは井戸を掘ったので、水道代にびくびくしなくてもよくなったからだった。多少漏水しても給水すればいいので、しばらくこのままで運用することにした。

ショウブ生える
池の浅場ではショウブが根茎から数本、刀のような葉をのばし、長さ1メートルを超えて青々と育った。
これは琵琶湖の湖岸で数年前、ヨシの根っこかと思って拾ってきたものだったが、ショウブだと気づくまでに時間がかかった。
世話いらず、メンテナンスフリーでぐんぐん育つ。さすが自然の草。
いっとき、黄色い花を咲かせるキショウブの根茎をとってきて隣に植えたら、キショウブの勢力伸長著しく、ショウブは哀れなくらいに細々となり、外来植物の強さを思い知った。

ショウブを刈る
そこで昨年、第4次メダカ池づくりとともにキショウブを除去したら、効果はてきめんでショウブの根茎が一挙に肥大、今までにみられないくらいたくさんの葉を伸ばした。
端午の節句から1日遅れの6日、これを刈って菖蒲湯とし入湯した。
根茎近くから刈ると、断面は長さ約3センチ、厚さ1センチのレンズ型で、鮮やかなピンク色をしていて、香りが強かった。

ピンク色をしたショウブの断面
ショウガに香料をまぜたような独特のさわやか臭。
これを10センチくらいに切り、台所に使う水切りネットに入れて浴槽に浮かべた。
入ってみると、それほど香りは強く感じられなかったが、ネットの中の根を手でもんで割ってみると、さわやか臭がただよってきた。もっと細く割いたらよかったのかもしれないが、絶対量が足りていなかったかもしれない。
5月のムードが高まったので良かった。
ネットで調べると、ショウブを日本酒に漬けて菖蒲酒という飲み物も紹介されていた。刈ったショウブはすべて風呂のほうに投入してしまったので、また来年、これをつくってみたいと思った。