
川の現場
滋賀でも桜が満開となったが、雨が続き、本日は雨は上がったものの花冷えの肌寒い天気。
ホンモロコ捕りの季節がめぐってきた。
昼から出て午後2時、蛇砂川についた。
10人くらいの人がいて、網を投げ、釣りの人もいる。
気温は13度。土手の桜も満開だけど、冷たい北寄りの風が強くて空は暗く、花見の情緒盛り上がらず。
あまり捕れていない。群れがまだ来ていないのか。
「兄ちゃんも網打つか。おっちゃんは、3時からしかやらへん」と、おじさんが声を掛けてくる。
産卵のため川をのぼってくるホンモロコは、夕方から夜にかけてがピークというのだ。

網を投入
今、やって捕れるのか。
空いた場所に入った。
網を両手に持ち、バットを振るのとは逆向きに体をスイング。
薄濁りの川の中から網をたぐる。

とれた
1匹ゲットだ。
2投目で、ロープごと川に投げてしまううっかりミスをおかす。とっさに川に入り回収。ひざくらいの深さで左足が漬かるくらいで済んだ。
いいかげん、こうした初心者ミスから脱却しなくてはいけない。

腹が膨れたヨシノボリ(リリース)
ホンモロコは少ないなりに、1投に1匹くらいのペースで捕れ、途中からやや数が増えて4匹、最高で5匹入ることもあった。
最初は、まあ今シーズン初めてだし10匹捕れればいいかなと思っていたけど、そこそこ捕れるとみるや、やっぱり30匹くらい捕りたい、さらには60匹くらいは…と、捕れれば捕れるほど、欲望がだんだん高まってくるのだった。
ところが50匹を目前にしたあたりから、急に網に入らなくなる。

ビワマス稚魚(リリース)
体長6センチくらいのビワマスの稚魚が網に入った。
このような清流とも言いきれない泥まじり薄濁り川にも親魚が遡上、産卵するのか。
ビワマスが各地の川に復活しつつあるのはうれしい。
投げる場所を変えながらやっているのだけど、入らなくなって、こういう時はやめぎわが難しい。最後にあと1匹だけ捕って、なんて言っているといつまでも終わらなくなってしまう。50匹を数え、すぐやめたらよかったがそこから続けてほとんど入らない。

本日の成果
2時間くらいやって50数匹捕れた。
半分くらいを、ミカンをいただいたご近所におすそわけした。
庭木のはっさくのようなミカンを毎年、いただいている。ありがたいことだ。
残りった分を、唐揚げにし夕食。
今年の初成果なので、油を新しいものに替えたら真っ白な唐揚げに。
南蛮漬けで保存も。

〈おまけ〉チューリップが今年も咲いた(冷気でつぼんでいる)