
池全景(正午ごろ)
梅咲く春になった。
メダカ池を見ると、柿とモミジなどの落ち葉が積み重なり、その上を緑色の藻が覆っていた。
冬の間も毎日2回5分ずつの、井戸水の給水が続いていたので、藻の緑色が濃くなっているかもしれない。
これから落ち葉を取り除いていきたいが、急激にやると濁りが悪化してメダカが死んでしまうかもしれないので、徐々にやっていくことにする。

メダカがいる
メダカは、午前中はそれらの落ち葉の下を、隠れるように動いていたが、正午くらいになると水面に浮いてきた。見たところ、泥で底がならされ深さが20センチくらいに浅くなっているが、ぶじ越冬を確認。
すると、底の泥が動いて泥煙が立った。

拾ってみた
泥ごと、手でごそごそと掬ってみると、1センチぐらいの物体がある。これは…

ヤゴだ
ヤゴだった。写真を撮ろうとしているとき、メダカが近寄ってきてヤゴとメダカのツーショットという珍景となった。
越冬メダカは糸のように細い。
ヤゴは、昨年も、一昨年も1匹ずつ池の泥から見つかった。秋に、トンボが産卵に来るらしいが現場をみたことはない。
ここは餌になるメダカがいるのでいい場所だろう。
こうやって、自分が放したものではないものが紛れ込んできて、いっそう生態系が多様化していくのは面白い。
と言っても、ザリガニが来たら嫌だなと思った。
来てもいい生物と、来られては困る生物は、えり好みされているのだった。
捕まえたヤゴを撮影したのち、池に戻す。
そうすると当然、メダカが食われるが、まあ全滅することはないだろうと思って放っておくことにする。
…すると別の場所で、底の泥がゴゴゴと動く。ヤゴは1匹ではなくて、2匹はいるようだった。

〈おまけ〉チューリップが出てきた