2017年02月27日
野洲川旧北流
雪の比良山系と野洲川北流跡地(右側)
野洲川旧北流を訪ねる。
野洲川は下流部分が二股になっていて、北流、南流があったんだけど天井川のため洪水を繰り返し、戦後に下流部が真ん中に一本化され、北流、南流は廃川となった。一部は緑の公園になった。
昭和50年代まで存在していた北流、南流は、筆者は居住しておらず、どちらのほうが大きかったのかはわからないが、いま航空写真等で見る限りでは同じくらいの規模のように見える。
旧北流河川敷内の様子
現在、廃川跡をみると、北流跡のほうが人家が近くに少なくて、より静かだ。
野鳥観察場?
さて北流左岸側の河口にわりと近い場所に、上の写真のような場所が数年前からあり気になっていた。
ここに野鳥シーズンに訪れると、いろいろの鳥が眺められるのではないか? 天気が良かったこの日の午前、立ち寄ってみた。
河中に渡された桟橋に、壁で囲まれたスペースがあり、のぞき窓がある。
桟橋を渡っている足音で、鳥が驚いて逃げてしまうのではないかと心配したが鳥はそんなにいなかった。
のぞき窓の様子
冬のシーズンなら、鳥がいろいろ見られるのかなと思い、5分くらい待ったが、ほとんど姿が見えない。
しかし、まったくいないわけではなく、近くでは、枯れたヨシの周りを飛び回る小さな鳥や、さまざまな鳴き声も遠くから聞こえてくる。
それで桟橋を離れ、鳴き声のする方向に行くんだが、小さいと鳥は撮りにくく、けっきょくは鴨の写真となってしまう。
こういう場所では、鳥を追い回さずに、おそらくじっと身を潜めて待っているほうが、効率的に鳥を見ることができるんだろうが、ちょっと寒くてじっとしておりづらかった。
鴨たち
これにしても、100メートルくらい離れているので、手持ちのカメラでは上のような写真が精いっぱいだ。
ピリリリというカイツブリ、チッチョーチイリリというさえずり、水辺からフィー、フィーという高い笛の音のような鳴き声など、音的にはバラエティーがあった。10種類くらいは鳥がいるようだった。
だが鳴き声で種類が判別できるのはカイツブリ、トンビ、カラス、スズメ、ヒヨドリくらいだった。最近ではツグミも何とか。
この中にウグイスらしき鳥がいたのだが…
藪の中や木の枝の間に止まったり飛び回ったりする、オリーブ色の小鳥がおり、ウグイスじゃないかと思って、しばらく狙ってみたが姿が捕えられない。
30分ぐらいしてあきらめて車に戻り現場を去った。鳥撮影も、魚の釣り同様低技術だ。
まあ、ああした野鳥観察場があるからといって、行けばすぐ鳥がいるとも限らないということが分かった。
でも、あの辺の水辺はどんな感じなんだろうと思っていたのが、こういう感じだったのかとわかったのがよかった。
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック