琵琶湖博物館に「本日の琵琶湖のプランクトン」のコーナーがあって、顕微鏡でのぞいた画像をダウンロードできる。
筆者はプランクトンを撮ってアップしたかったけどQRコードというものを扱ったことがなかった。
でも今回初めて挑戦した(取りこんだ画像が上の写真です)。
コーナーのようす(琵琶湖博物館)
実は先日、画像を取りこんで家に持ち帰ったつもりが消えてしまっていた。
それで本日再度、同博物館のコーナーに行き、説明をみると取りこまれた画像はそのままにしておくと1時間後に消えるとあり、保存方法を見ながらやっと成功した。やっとできたよ、とほっとした。
係員さんによると同コーナーのプランクトンは毎朝、当番の係員が同館近くの船着き場でプランクトンネットを湖中に放り、ロープをたぐりよせ10メートル引き、採取しているという。
だから密度はかなり濃縮されていて、琵琶湖の水をそのまんま見てもこんなにプランクトンが観察できるわけではないという。「こんなたくさんいたらアオコですよ(笑)」と。
琵琶湖から採取された水(係員さん撮影ご協力)
顕微鏡の倍率は接眼レンズが10倍で、真ん中にあるダイヤルで0.63倍から6.3倍まで変えることができ、像の大きさは6.3〜63倍になる。パソコン画面に映る像は、顕微鏡でのぞいた像より2倍くらい大きく見える。
ただ顕微鏡で直接のぞくほうがシャープだ。
案外倍率は高くないが、一面に広がる大小のプランクトンを見たりできるから、倍率が高ければいいというものでもないようだ。
冒頭の画像で、大きいやつはミジンコだ。
緑色をしているのは植物プランクトンの仲間だ。
緑色をした星形のやつが広がっている。この名前を先日、同コーナーで観察していた少女から「ミクラステリアスハーディーです」と教えられた。筆者はそれをメモった。もはや教える教えられるに年齢は関係ないのだった。
充実した施設環境がプランクトン好きをはぐくんでいる。
皿の上のプランクトンたち
冬場は植物プランクトンが多く、季節によって、見られるプランクトンが違うという。プランクトンを通じて「生の琵琶湖」を見られるようで興味深い。これを折々に観察していけば変化があって、より広い世界が見えるかもしれない。