
日本海の海岸(午後1時ごろ)
10月21日に鳥取県中部で震度6の地震があって2週間。
はじめて鳥取県を訪れた。
秋晴れの好天。霧の中国道を走る。
空家となっている本籍地の確認で、米子自動車道湯原インターから313号線を北上。岡山県からがけ崩れ片側通行の場所あり。鳥取県に入ると、屋根にビニールシートをかぶせて応急処置をほどこした住宅を多数見る。
今は空き家となっている本籍地の旧祖母宅は築40年。現状確認に米子から訪れた母からは「仏壇が倒れただけで家はどうもなかった」と連絡は受けていた。本当にそうだったらよいが。

地割れ
家の敷地内には、うっすらと地割れのようなものが。

落ちてきた壁
奥の階段に回ると壁が落ちてきていた。
何と外が見えている。以前から、水が浸入して膨らんでおり傷んでいた箇所だったが、内壁がなくなると、その外側には直接瓦屋根がむきだしとなっていて、ずいぶん粗雑なつくりだったことがわかった。

地震の爪痕

倒れた墓石
さらに墓地に行くと、5本ある墓石の1本が倒れていた。
2本は位置がずれて斜め向きになっていたので、これを引きずって向きを直した。灯篭も倒れていた。灯篭は一人で持ち上げられそうだったが、もろい砂岩でできており、倒れた衝撃で壊れてたものもあった。壊れていない灯篭を元通り組み立ててみたが、根元からぐらぐらしており、ちょっと危なそうなので、再びばらして地面に並べた。
墓地では、古い墓石でも倒れているやつがあって、鳥取県中部でマグニチュード6.6という地震はやはり珍しいようだった。
石屋さんは、忙しくて手が回らない模様で直すのは来年以降になりそうだ。
午後は、屋内の崩れ落ちた石膏ボードと土壁の撤去とともに、ホームセンターに行き、梱包用の発泡スチロールシートを買い、それを隙間に詰めて、応急処置をした。
後日、粘土や漆喰などで埋めて直したい。
鳥取県中部ながら震源地とはちょっと離れているのだが、それでも屋根にビニールシートをかぶせた家を見かける。うちの場合は屋根まではやられなかったので良かった。

夕方の海(午後5時ごろ)
天気がいいので時間があれば、近くの港で釣りでもしようかなと思ったけど、さすがに今日はそれどころではなかった。