2016年08月03日

海水浴

海水浴場.jpg
久々子海水浴場

子どもを連れて海水浴に行く。
朝9時すぎ発、行先は三方五湖の近くの久々子海水浴場。
海水浴のあと、三方五湖付近で釣りをするつもりで、釣り場に近い場所に行った。

11時半ごろ、着くと、浜を見た子供が「コンクリート?」と発言。
黒っぽい砂だが、子供の目にはそう見えたようだった。

そういえば昨年行った若狭和田の砂は白く、琵琶湖の湖西の砂も白い。
しかし地質の違いなのかこの場所ではそれは黒っぽい砂だった。

クサフグ.jpg
クサフグの稚魚

海水浴客はあまりいなかった。浜茶屋などはない。
平日だからだろうか。しかし、海水浴というレジャーがかつてほど盛んでないことを感じる。

まず足が届く場所で泳ぎ、波打ち際付近で小さな魚がいるのを見る。
おなじみクサフグの稚魚。

砂はやや泥っぽくて、足裏の間隔はふにゃふにゃする。
かといって濁るほどではない。

筆者は鳥取県出身のせいか砂には少々うるさい(笑)。
若狭湾の東側の浜は、だいたい砂が粗くて素足で歩くと足裏が痛くなるが、ここはちょっと内湾がかっており砂泥質で滑らかで波静か。

泥底を好むボラが多い。

ボラ.jpg
ボラの群れ

キスもおり見つけた子供が興奮気味。

続いてテトラのほうに行き、岩場の生物を見る。
水深3〜4メートルくらいでテトラの手前から急に深くなっており、ここは単独で泳いだ。
ピンク色の海綿.jpg
ピンク色の海綿

ゴンズイ玉.jpg
ゴンズイ玉

岩場周りにはチヌとか、豆アジ、ウミタナゴ、藻場にはクジメ、ベラと、ひととおりの魚がいる。
軟体動物、腔腸動物、海綿動物なども各種。
意外にいろいろな生き物が見られた。
半面どういうわけかカニ、ヤドカリ、ヒトデはあまり見ず。

アオウミウシ.jpg
アオウミウシ

子どもにアオウミウシを見せる。
これは貝殻が退化した巻貝の仲間。
と説明しようとするが気持ち悪がっていた。

海水浴場には、浮き飛び込み台があって、そこにロープを伝って登ったり、飛び込んだりする遊びを繰り返した。

人が少なかったので、自由に利用できるのはよかった。

水中の生物か.jpg
水中に何かの生物

岩場まで歩いていくと、周りの浅場に、何かの生物がいる。魚のあらかと思ったら、タコのようだった。

タコ.jpg
ムラサキダコ

タコのようだったが、息絶えている。
「それは、朝までは生きてたけど」と、浜で釣ったキスをさばいていたおじさんは話す。

夏になると、このタコが波打ち際に打ち上げられていることがある。鳥取県の弓ヶ浜でも目撃した。
また数年前の8月、この現場から東方の耳川河口付近で夜釣りをしていた際、暗闇の中で「プシュー」という音がするので、何だろうと思って見るとこのタコで、思わず持ち帰って、天ぷらにしたが身が半分以下に縮んで、皮もべろべろとはがれ、食感も悪く食べられたものではなかったことを思い出す。

後ほど調べてみるとこれはムラサキダコというもので、沖合で浮遊生活をしているのだという。足と足の間に薄い膜があって、それに潮を受けて漂流しているようだった。寿命は1年で、産卵して力尽きたものと思われる。

泳いでいた場所に戻り「タコがあったよ」と、子供に話すが、気持ち悪がって見に行こうとはしなかった。

海水浴場で泳ぐ.jpg
海で泳ぐ

しかし海水浴、子供は浮き輪に腰を入れて浮くとか、飛び込み台とか楽しかったようなのでよかった。
海水浴の楽しさをわかってほしいものだ。

海から上がるともう午後2時前となり腹が減っていた。

その後、レークセンターでへしこ丼を食べ、久々子湖と水月湖の間の「浦見川」で、この日は大潮で午後が満潮だったので、ちょっと大きなセイゴが釣れやしないかとやってみたが、15センチまでの小さいものしか掛からなかった。
帰ったら暗くなっていた。


posted by 進 敏朗 at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 水辺を見る(滋賀以東) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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