
井戸水の検査結果が検査を依頼した会社から郵送された。
それによると一般細菌が基準値を上回っており「不適」だった。
あわよくば飲めるかと思ったが、そこまではうまくいかなかった。
「標準寒天培地法」により検査し、筆者の井戸からは1ミリリットルあたり280個の細菌が検出された。100個以下だと基準達成ということで、基準値の2.8倍だ。
ただ、他の項目はどれも基準以下だった。大腸菌は不検出だった。ほか、カドミウムやヒ素といった有害物質は軒並み大幅に下回り、肥料なんかから出る硝酸体窒素や有機物も基準の9分の1から10分の1。味、臭気、色、濁度も申し分ない。
検査項目の解説によると一般細菌とは、いわゆる「雑菌」と呼ばれているもので、多くは病原菌との関連はないという。
井戸は、庭を地下6.7メートルまで掘った浅井戸。
まあ浅井戸だから、雨水が浸透したりするから雑菌があるのはしょうがないかも。
自宅が立地する場所は、野洲川のデルタ地帯にあって、もともと湧き水があったような地域。そのために、住宅地の割には地下水の水質に恵まれているかもしれない。
メダカ池に注いだり、一坪農園の水やりには問題ない。
解説によれば「飲用される場合は、煮沸、滅菌装置の設置などの対策をお勧めします」とある。決して飲めない水ではなさそうだった。

やかんに水を注ぐ
そこでこの水でコーヒーをつくってみることにした。

井戸水コーヒー
飲んでみたが、水道水で作ったコーヒーとの違いは分からなかった。