
腹を横に向けて泳ぐナマズ(左)と、後を追うコイ
JR守山駅の下を横断する暗渠の開口部を見ていたら、田植えの濁りがだんだんと薄らぎ、活発に泳ぐ地下ゴイが観察できるようになってきた。この日は、久しぶりに地下ナマズが出現した。
体長は50センチくらいあり、下流から上流に向けて、悠々と泳いでいる。表面近くを泳ぎ、時々体を横に傾けて白い腹を見せているが弱っているわけではなくて、そういうポーズを取りたかったようだ。
その後ろから体長50センチくらいのコイが同じ軌道を泳いで追いかけてくる。
河原や田んぼに行くと、シラサギやアオサギが横一列に数羽、中洲やあぜに並んでいることがあるが、違う種類の鳥や魚同士が、あたかも仲間のように振る舞っているように見える。自然界では、コイとナマズの違いなんて、案外小さいのかもしれない。
その様子を電車に乗る前に眺めていた。
ラベル:用水路