
花火会場の設営(午前9時ごろ)
雨による増水から2日たち野洲川の水位も平常に近づいてきた。この夏、いろいろの魚貝採取計画を抱いていたが、台風の接近や大雨などが相次ぎ、実現できず。
時間に余裕がなくても、できるのがホーム河川、野洲川でのコアユ捕りだ。琵琶湖の恵みをただでもらいに行く。野洲川河川敷では、この晩に開かれる花火大会の会場が設営作業中だった。
滋賀県では花火といえば大津の湖岸で行われる琵琶湖花火大会がいちばん有名だが、野洲川や、瀬田川など川でも花火が打ち上げられる。野洲川花火は7月に行われ、昨年は昼間の豪雨のため中止となった。今年は台風の接近も心配されたがコースがそれた。

現場の河況
国道8号の橋をくぐって瀬に出ると、平常よりはやや水量が豊富でいい感じだ。網を打つと、コアユが入って来る。サイズが小さくなっている。4月か5月に捕れるやつのようで網目に首が引っ掛かる。むしろ、今年の5月に捕れたやつのほうが大きかった。

ワンドの中に小さなコアユが
本流のわきにワンドがあって、取り残された小さな魚の群れが泳いでいる。よく見るとコアユのようだった。これはさらに小さくて、投網の網目にかからないくらいのサイズだ。琵琶湖から川にのぼってきて、間もないようだった。この7月に入っても、琵琶湖から新規加入してくるやつがいるようった。干上がって全滅してしまうまでに、タモですくったらいいかもしれない。
先日の大雨とともに、またまた琵琶湖からコアユがのぼってきたようだった。
では大きなやつはどこに行ったのか。どうやら、水深がある本流のあたりにいるかもしれないが、そこはひざ上くらいの水深があって、投げた網が流されてしまうのだった。

鮮度の良いコアユ
現場で1時間くらい捕って終了、引き返す。30匹くらい捕れたが、目方は250グラムくらいしかない。
でも、天ぷらにするにはちょうどよいサイズで、頭から食べられる。

昼の食事にコアユ天
野洲川花火大会の花火は、自宅からでも見ることができるが、この日は仕事のために見ることができないのだった。