2015年03月17日

カワニナ吹き寄せの浜

ヤドリギ.jpg
ヤドリギを宿した粗い樹皮の大きな落葉樹。筆者の能力では樹種判別不能

姫路発近江塩津行新快速3406Mは朝霧の近江盆地を快走。
竹生島に渡るつもりで長浜に着いた。駅から船着き場まで歩いて12分くらい。10時半の出航時間まで1時間以上もある。

長浜の浜.jpg
長浜の浜

その間、豊公園などの浜を歩く。すると、貝殻がたくさん落ちていた。見ると、ことごとくカワニナのようだった。

吹き寄せの浜.jpg
カワニナ吹き寄せの浜

カワニナといえばどこの用水路にもいる細長い巻貝だが、浜に落ちているやつをみると、いぼが付いていたり、筋があったりと、いろいろと形に変化がある。これらを適当に拾ってコンクリの上に並べてみた。

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形や色にバラエティーがある

波に洗われて色あせただけではなくて、色あせ方が茶色系や抹茶系など変化がある。和風?を感じさせるバリエーション。表面のいぼや筋の形も、やはりいろいろと異なっている様相。あとで「日本産カワニナ科図鑑」というサイトを見つけ、それによると、カワニナは19種類にも分類されていて、いわゆる普通のカワニナ以外では、琵琶湖で見られる種類のようだった。

つまりこれは、全国広しといえど琵琶湖岸でしかみられない珍百景というべきか。
カワニナがそんなにも細かく分類されているとは知らなかった。
ただし、同図鑑で紹介されている写真によると、ではどのカワニナも、淡水貝特有のこげ茶色っぽい黒っぽい地味な色をしている。生きているやつよりも、こうやって波に洗われて漂着したやつのほうが、透明感が増してきれいに見える。


ラベル:カワニナ
posted by 進 敏朗 at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 貝拾い記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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