
近所の用水路に1匹、コイがいることに、しばらく前から気が付いてた。日中は橋の下に隠れていることが多いが、曇り空にや夕方、夜などは外に出てきていることもある。きょうは曇天で、橋の下から出てきて、川底にとまっている。この用水路は上流、下流とも仕切られており、なぜかこのコイ1匹だけが、ここをすみかとしている。川幅80センチ、深さ30センチ。こんな細い水路に、50センチ近いコイがいるのはアンバランスに見える。しかし、用水路の水はゆるやかに流れており、いつも新鮮な水が上流からやってくるので、庭の循環式ポンプの池なんかよりもいい環境かもしれない。誰かがエサをやっているのか、あるいはエサが豊富なのか、魚体はよく太っている。ここまで大きくなったら、サギに狙われることもないだろう。
この用水路にはカワムツのほかタナゴ、カマツカなども見られる。6月にはホタルも出る。オオカナダモやナガエミクリなどの水草も生えるが、惜しいことには「美観」のためきれいに刈られてしまう。水草は多少残したほうが趣が出るしコイや他の魚にとっても良いだろう。