2013年04月27日

アサリとハマグリ

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本日の成果

ゴールデンウィーク初日の本日は大潮である。
三重県の伊勢湾に潮干狩りを計画し、実行に移す。

松阪市の松名瀬海岸を目指す。櫛田川河口の右岸に広がるこの干潟は、滋賀県から行くと、雲出川河口の香良洲海岸よりも遠いが、大きなアサリがとれるので、有料(高校生以上500円)だが、もっぱら松名瀬を目指すようになった。
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アサリ

午前9時出発、国道1号線で鈴鹿峠を越え、関から伊勢自動車道で久居で降り、久居以南が開通した中勢バイパス経由で2時間弱、11時前に着。本日の干潮は鳥羽で午後0時53分という。到着時はまだ十分に潮が引いていなかったので、先に弁当を食べ11時半ごろから浜に出る。

この海岸では、干潟の沖まで出なくても、割と手前でもアサリが拾えるようで、たくさんの人が掘っている。河原の石ような丸い礫で覆われた一帯があり、そこで掘っている人が多い。割と良くとれているようだ。2年前の春、香川県の瀬戸内海の干潟で目撃したが、アサリは石の下の砂を好むようである。が、サイズの大きいものを採ろうと思ったら、やはり沖に行く方が良いようだ。できるかぎり遠くを目指す。

だが沖に行けば行くほどいいのかというと、それも不明な点が多々あり、いくら掘っても出てこない場所と、貝がたくさん居る場所がある。いちばん沖のほうは砂が均一できれいで、かなり大きなアサリも出て来るが密度が低い。

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ワタリガニ(小さかったので放流)

それよりはやや手前で、貝殻が多数転がっている地帯に目を付け掘り始める。
一様に見える干潟だが、砂質は場所により微妙に異なっており、2、3センチ下がすぐに黒っぽい泥になっている場所や、ジャリジャリした砂が厚い場所などがある。後者のほうに狙いを定めて掘ると、バカガイ、シオフキガイが多数出てきた。

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よく捕れるが、身が砂だらけで価値が低い「駄貝」シオフキガイ

重量比では、バカガイが最も多く分布しているように見受けられた。バカガイはアサリより大きく殻長(殻の横幅)6センチくらいで、食用になるが、砂を抜くのが難しいのと、味ではアサリのほうが良いため、持ち帰らない。
シオフキガイは、身の中が砂だらけという実に困った貝で対象外。

そのうちアサリも、まとまってではないがパラパラと出て来る。どれも殻長が3センチ以上はあり良型だ。大きいと4センチ以上で、魚屋で売られているサイズかそれよりも大きいのが捕れるのが良い点である。

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大ぶりなハマグリ

砂を掘る熊手に重い手応えがあり、掘り起こすとハマグリが出てきた。殻長を測ったら9センチ近くあった。小さなハマグリならこれまでも掘ったことはあったが、このように大きなものは初めてで少し興奮気味。
1時15分ごろ終了。途中、ポイントを探して歩き回った時間が長かった。

ハマグリは江戸時代の東海道の桑名で有名だったというが、近年は漁獲量が三重県全体で数十トンと激減しており、復活が試みられているという。
引き上げようしたときに、駐車場で、地元のおばさんが我々の成果を見て「ハマグリが捕れたの? やっぱり沖のほう?」と、興味深げに訪ねてきた。やはりハマグリは貴重な水産物なのだろう。

三重県の資料によると同県では1980年代に、年間1万トン以上のアサリの水揚げがあり日本有数だったが、2000年以降はだいたい年間3000トン程度であるという。捕りすぎたのが原因ではないかとみられている。伊勢湾は全体に浅くて干潟が広く、愛知、岐阜県から木曽川や長良川、三重県の雲出川、櫛田川、宮川など大きな河川の流入が多く栄養が豊富なので、昔からアサリやハマグリなどの良い漁場であるというが、やはり捕りすぎはよくないようだ。小さい貝を捕るのもダメージが大きいだろう。

持ち帰った貝は、赤出汁をはじめ酒蒸しなどに。
ハマグリは、火であぶり「焼きハマグリ」にしてみたが、強い甘みがあり、予想を超す美味に驚いた。
これは名物になるのも無理はない。
貝が開くときのバーンという衝撃に注意が必要である。





posted by 進 敏朗 at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 潮干狩り記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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