
雨上がる琵琶湖岸(午前8時ごろ)
守山市の野洲川南流跡地で植樹イベントがあるという。
昨晩からの雨は早朝にやみ、もしかして湖岸にフナやコイがいるのではと思いつき見に行くも、そのようなものは見られず。
川の跡は「びわこ地球市民の森」というそうである。幅100〜200メートル、長さ3.2キロメートルで、約42ヘクタールの広さがあるということである。
現在は、そのうち30ヘクタールだけが供用されているのだが、この間のアベノミクスによる緊急経済対策で、多額の予算がついて残りのスペースの供用はじめ、大型遊具などの予算がついたのだという。結構なことだがほんとに大丈夫?
関心事は森よりも旧河道がどうなっているかであった。

旧河道の様子
旧河道の上流は、すっぱりと切断され、堤防や天井川の土砂は運ばれてしまっているので、流れが切れてしまっているのではないかと思っていた。
ところが、木橋の上から見ると、水の流れが確認できた。
森を管理する県関係の人に話を聞くと、「この公園内や上流からも水が来るので、雨でないときでも少しは流れがある」ということだった。
この跡地は、もともとは高い堤防や天井川があったが、それらを削ったあとにつくった公園であるので、もとの天井川よりかなりフラットであるという。それでも、ゆるやかな起伏があり、川の流路は低くなっている。
植樹の現場をみると、耕された土には、我が家の庭からも掘り出されるような河原の丸い石が散らばっているのが確認でき、野洲川の河原感が出ていて良かった。
空ではヒバリがピーチクパーチクと鳴いている。植樹されて年数のたたない木は、まだ低いので、一帯は林
というよりは草原で、ヒバリが住みやすい環境のようである。

草原広がる跡地
生物を紹介する看板には、ドジョウがいるとある。
ドジョウは、昔の川では田んぼがある周辺でけっこう見られたが、最近では、時々小さいものを見かけるが、あまり見ないので貴重だと思う。

〈おまけ〉琵琶湖の漂流ボート(他日撮影)