
屋形船のある旧河道
野洲川の下流はかつて二股に分かれ、北流、南流があった。国の改修工事により1979年、北流と南流の間をまっすぐな新河川が通水し、従来の北流、南流は廃川となった。土地の多くは農地提供の代償として平地化され農地となった。南流の河口付近の部分は、廃川であるが、現在も水や土手など昔の川の姿が残り、準用河川の扱いとなっている。

スイレンの花
ただ旧河道の水は、流れがないため茶色く濁っている。河川改修の前は、数年に1度は洪水があったという。洪水はなくなったものの、淀んだ水は利用法もなく残っていた。現在、住民の手で水質浄化の取り組みが行われている。広さは約5ヘクタールと広大なため、水質浄化や景観づくりの取り組みが形になるには、何年もかかる壮大な取り組みになりそうだ。

ブラックバスが泳ぐ
ラベル:スイレン