2012年07月09日

川の瞬間たち

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バーコード状の長方形の形をしたものは、異なる時間に撮った同じ地点の川の写真をシャッフルした上で並べたものであるという作品である。
若い作家氏は4年前から、川の写真を撮り溜めているという。
川は一方向に流れ、時間の流れもまた然り。そんな流れの瞬間を、組み合わせていけば、背後にある大きな「流れ」が見えるだろうか。

川というものが持つ時間性。

それにしても大きな川である。野洲川より大きそうなのは一目瞭然。
作者氏は岐阜県の出身で、撮影地は木曽川であるという。
岐阜県は内陸県なので、木曽川を見て「川」なるものの原形を見るのだという。川王国、岐阜県。

とはいえこれは、川の自然を問題にしているのではなく、「川というもの」を表しているのだが、岐阜県の川って、どれくらい大きいのだろう。実物を見てみたい気もする。「瀬田川を見るといい感じがする」と語る岐阜県出身の作者氏。筆者にとって「川」とは現在、野洲川が標準である。

〈福田真知「liver-liver」〉


posted by 進 敏朗 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 水辺アート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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