ふなずしをもらった。近所のおじさんの紹介で、守山市内の農家に直接、コメを買いつけに行く。キヌヒカリ30キロ袋で9000円。その値段は市内の農産直売所と同じにしているそうだが、毎回、買いに行くと、野菜や漬け物をおまけにもらっているので助かる。今回は、この自家製ふなずしを頂いた。
これらは昨年できたもの。昔は、琵琶湖のフナは春に産卵のため浅場に来たものをつかまえ、夏まで塩漬けして水分を除き、夏、ご飯とともに桶に漬け、冬にできあがる。今では、漁師は動力船で深場まで行くため、もっと早い時期から漁獲があるそうだ。いっとき激減したが、さいきん漁獲が回復傾向にあるという。
大きいのがニゴロブナで、小さいのはハスの稚魚。「はすずし」と呼ばれている。湖魚を米と塩で漬けたなれずしの味は、強い発酵臭が特徴だ。ブルーチーズともまた違う。こんな食べ物があってよかった。
自分でフナをつかまえてふなずしをつくってみたい。