ザリガニの侵入を許してしまったメダカ池
庭のメダカ池に夏、ザリガニが侵入し多数の幼体が発生し、駆除を開始。9月に顛末を記した(9月15日「ザリガニ再侵入」)。
その時点で幼体200匹ほどを捕獲したが、まだまだ底を這う姿を見かけ、ペットボトルわなでの捕獲を続けた。
池の3箇所に500ミリペットボトルを工作したわなを仕掛け、2,3日に1度、引き上げると多い時で10匹以上が捕れ、7匹とか5匹とか、コンスタントに上がり続けた。10月中旬までの1カ月で、50匹は捕れたように思う。
あれらは成長が恐ろしく早く、発見時は1〜2センチだったのに対し、10月には大きいもので4センチになっており、早く駆除しなければとあせりを覚えた。
夢の中で、ザリガニにはさまれながら指でひねり潰す。いやな夢も見てしまった。
10月25日に、約1週間ぶりに引き上げたところ1匹。
本日はゼロに。
池を見ると、底を這っている姿は見られなくなり、静かにメダカ遊泳。
ついに完全に駆除したのか。
だとしたらうれしいが、油断は禁物だ。
まだいるかもしれないので、当面はわなを継続しておこうと思う。
今年の秋は異常な暖かさで、10月下旬というのに汗ばむ陽気となっており、ザリガニがいるとすれば泥に潜らず活動していると思われる。
もし2匹でも冬越しを許せば、春には親となり産卵、そうなれば池の中は再び数百匹のザリガニで埋め尽くされ、ミズアオイとか新芽のうちに食われてしまって全滅、残念なザリ池になり果ててしまうだろう。
恐ろしやザリガニ。
こう考えてみると、ザリガニの侵入を許しながらも、あれだけ水草が繁茂している琵琶湖は、すばらしい環境の復元性能があると思う。
琵琶湖には、ブラックバスとか、コイ、ナマズ、カメ、サギなど、ザリガニを食べる魚や動物、鳥もいるのだろう。メダカ池ではそうもいかない。