2022年08月01日

猛暑の浜

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蛇行する河口(午後5時ごろ)

鳥取県中部の浜辺の町に、午後到着し、長時間の運転による疲労から横臥、夕方に起きて浜まで歩く。
暑い。南風が陸から海へと吹いていて、こういう時は波が立たない。
水平線がくっきりと見える。
浜につくと河口が大きく蛇行し、みごとなS字を描いて海に注いでいた。

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(参考)6月の河口付近

6月に訪れた時には上の写真のように砂で河口がふさがれ、こまかな砂が滑らかな浜を形成していた。それから1か月で、浜は画面右手のブロックよりも沖に数メートル成長していた。

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河口

7月に入ってからの大雨で、この川から大量の砂が吐き出されたのか。
河口付近で浜の幅が広くなっていた。
ちょろちょろと遡上していくアユだかボラの子だかの群れがちらほらと見られる。
この日、鳥取県西部の米子市の最高気温は35.9度の猛暑日。

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波の模様

強烈な日差しで、打ち寄せた海水がすぐに蒸発し、海水の塩分がのりの役割を果たして波の形が海岸に重なっている。
天然の砂の彫刻は、水の動きを正確にかたどっている。
海は、眺めるだけでも心がなごむのであった。

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夕暮れ(午後7時ごろ)

釣りをしようかと思ったが、墓掃除等の疲れから、やっぱりやめることに。
釣り場も、釣り客のマナーが悪く、釣り禁止の看板が立てられていた。
まあ、内陸県では食べられない状態の良い鮮魚が安く売られているわけだから、何が何でも釣りをしないとという感じにはならない。もっと時間と体力があるときに取り組みたいが、だんだんと体力が衰えていっているのではないか。
夕暮れの浜を眺める。
夏は、海いっぱいに夕焼けが広がって、これもまた浜辺の醍醐味のひとつだ。

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おだやかな浜

明けて31日は曇り。相変わらずだるくて午前中は横臥。
体力がほんとうに落ちたものだ。
午後から、やはりせっかくなのでと泳ぐことにした。
曇っていて海が青く見えないのが残念。

ここは例年、海水浴場だが、コロナの関係なのか、海水浴場は開かれておらず、親子連れなど数人がいる。
海水浴自体が、レジャーとしては昔ほどの人気はないのに加えて、海水浴場を運営するこの町がさびれている。
約半世紀にわたりほぼ毎年、親しんできたこの海。
シュノーケルをつけ、上の写真の、沖の方向へ泳いでいく。
最初に胸を水に浸したときはひやっとするが、慣れるとそんなに冷たくはない。
この日はクラゲに遭遇せず快適。

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砂の海底(水深約2メートル)

昔はもっと遠浅だったが、年々、砂が減って深くなっている印象。
それで平成に入ってから沖テトラが入れられ、いっときは浅い海が戻ったが、また砂が沖へともっていかれているようで深くなっている。
砂底というものは、このように一様に砂の文様が続いており、果てしなさを感じさせる。

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沖テトラ出現

前方に姿を現した海底の要塞。
これが浜の砂の流失を食い止めるために置かれた沖テトラ。
水中で対峙した瞬間、一瞬恐怖を感じるが、そこはよく見るとお魚の観察スポットだった。

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アイゴ

この日は、磯釣りでおなじみのアイゴがよく見られた。奥のほうには小さいグレの群れも。

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イシガキダイが!

ブロックの間に、イシダイの幼魚かと思ったら、南方にすむといわれるイシガキダイだった。
撮影したら、シャッタースピードの関係でメッシュのような模様に。
この海で見たのは初めて。
日本海の水温上昇の影響なのか。

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オヤビッチャ

これはスズメダイの仲間オヤビッチャ。

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タカノハダイも

斜め縞模様のタカノハダイも。
コンクリ底にじっとしており撮りやすい。
尾びれの水玉模様が熱帯魚感。
浜からの単調な海の景色からは予想だにしていなかった、南方魚たちが入り乱れる光景が展開されていた。

1時間ほど一巡して浜から上がった。
海パンのまま玄関先で、ホースで水を落とすとき、海辺の家の醍醐味を感じる。すっかり涼しくなった。
着替えて再び畳の上に横臥。
夕方、片づけをして、戸締りをして、車で滋賀県までの300キロを戻る。
渋滞はなかったが眠気を感じ、途中で仮眠して4時間半くらい。
昔は、今よりも道路整備が進んでいなかった中、休憩なしでぶっ通しで運転できたが、やはり年はしょうがないなあと思う。







posted by 進 敏朗 at 11:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 山陰往還記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする